60年間無事故だったから起こった…天竜川下り船転覆

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   「大惨事になってしまいましたねぇ。60年間無事故だったのに」と司会のみのもんたが嘆息する。

   猛暑の中、涼を求めた川下りが暗転した。昨日17日(2011年8月)、静岡県浜松市の天竜川で転覆事故が発生、乗船していた23人のうち2人が死亡、行方不明も出た。

救命胴衣着用は客任せ

大惨事

   川下りは約6キロを50分かけて下る。全体に穏やかな流れだが、中間点にカーブがあり、岩場に近付くと渦を巻く急流がある。事故はそのあたりで起きた。船は渦に巻かれ岩に激突。スリルもあるが、リスクと隣り合わせだ。運営している天竜浜名湖鉄道の社長は、「操船ミスだと思う。川の流れの状況とかじ取りがうまくいかなかったと判断している」といっている。

   船は長さ約12メートル、最大幅約2メートルの小型船舶で、2人の船頭が櫓を操る。12歳未満は救命胴衣の着衣が義務付けられているが、12歳以上は着用に努めるという努力義務にとどまっている。今回、全員が救命胴衣を付けていたかどうかはわからない。

   みの「100パーセント安全はないから、乗る方も、もしかしたらという気持ちを持たなければならないけれど、何年間も事故がないから、安心してしまいますよね」

油断した時に事故は起きる

   コメンテーターの北川正恭(早稲田大学大学院教授)「結果論ですが、油断した時に事故は起きるということですね」

   小松成美(ノンフィクション作家)「私も乗ったことがありますが、熟練の船頭さんが名調子で船を漕いでくれて、転覆など予想もしなかった」

   隣の愛知県豊橋出身という金井辰樹(東京新聞政治部次長)は、「僕は子どものころから、暴れ天竜といって教わって来たので、さもありなんと思った」

   金井は乗客の安全性について、ふたつポイントをあげる。

   「ひとつは救命胴衣の着用義務が12歳未満ということでいいかどうか。もうひとつは、着用をどこまできちんと徹底させるかどうか」

   番組では2年前の天竜川の川下りの資料ビデオを映し出したが、救命胴衣を着用している客はほとんどいない。船頭の漕ぐ船に揺られる川下りはのんびりしたイメージがあるが、いったん事が起これば命にかかわる。子どもやお年寄りはくれぐれも注意を。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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