仕分け凍結の公務員宿舎きょう着工―霞が関ともノーサイド

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   野田新首相が真っ先に掲げた「ノーサイド」「融和」は、党内だけでなく霞が関に向けたサインでもあったようだ。

   税金のムダ遣いに歯止めをかける狙いで行われたあの事業仕分けで凍結されていた公務員宿舎の建設が、いつの間にか解凍され9月1日(2011年)に着工された。その逆走ぶりにコメンテーターからは怒りの声が上がった。

「緑豊かな自然」残すはずだったのに…

   問題の公務員宿舎の建設用地は、埼玉県朝霞市にある緑豊かな自然の残る財務省所管の国有地。米軍基地だったところで、1974年に返還された。

   当初、ここに総事業費105億円で鉄筋コンクリート13階建て、850戸が入居可能という公務員宿舎を建設する計画だった。ところが、誕生した民主党政権の目玉だった2009年11月の事業仕分けで、枝野幸男・仕分けチーム統括役が「自然を残した方がいいので全面的に凍結」と決めたはずだった。

   それが、枝野官房長官、野田財務副大臣が大臣に格上げとなった昨年12月、凍結されていた建設がなぜか解除された。

やっぱりただのパフォーマンス

   タレントの松尾貴史「野田さんは増税の方向に行くのではといわれている。その人がこうしたムダをカットして増税という順序なら仕方ないが、これでは逆だ。あの凍結はただのパフォーマンスといわれても仕方がない」

   作家の立花胡桃「私も朝霞にはよく行きますが、鳥や動物たちが作った豊かな自然を、温暖化だ、エコだと言っているわりには、ここに宿舎では矛盾している」

   テレビ朝日の玉川徹ディレクターは「宿舎がなければ仕事ができないわけではない。あくまで福利厚生施設。財政がこれほど大変な時期に、福利厚生をやる会社がありますかね」と吠えた。

文   モンブラン
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