都会の住宅地ほど危ない土砂崩れ・崖崩れ―自宅裏や立体交差点

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   台風12号が紀伊半島など各地で土砂崩れを起こしたが、じつは都市部にも危険ながけや土手があちこちにあるという。東京都内の危険地域は3700か所。それも住宅地などに多いという。国土交通省が出しているハザードマップでは思わぬ場所に「危険」印が打たれている。

傾斜地に造成した宅地

   普段は「あさイチごはん」コーナーの進行役をつとめる西堀裕美アナが、地盤災害が専門の横浜国立大学の谷和夫教授と港区六本木を歩く。谷教授がさっそく指摘したのがマンションの裏のがけや高くなっている道路のコンクリート壁。

   谷教授「コンクリートで固めた立体交差の継ぎ目のズレは、雨が中にたまって水圧で壁が外に押し出されたために起こります。当然、要注意です」

   ハザードマップによれば、葛飾、台東などの東側の下町と西側の山の手に注意箇所が集中している。キャスターの井ノ原快彦もびっくりして、「初めて知りましたね。山とかは危ないと思っていたけど」と言う。

   では、どんなところが危ないのか。谷教授はこう説明する。

「ビルに隠れたガケ、道路や線路脇の擁壁、傾斜地に造成した宅地ですが、気付きにくいのは住宅地。家のリフォームはしますが、がけのかべの劣化は見過ごされやすいです」

   キャスターの柳沢秀夫解説委員「東京は坂の付いてる地名多いしね」

擁壁の継ぎ目に雑草生えてたら要注意

   横浜市のある住宅は家の裏の擁壁が高さ5メートル、幅15メートルにわたって崩れた。住人は「雨が降って変な音がするなと思っていたら、ドーンと来た」と話す。現場を見た谷教授は指摘する。

「壁の継ぎ目に雑草が生えていたり、水がしみ出した白い後があったら、中に水がたまっていると考えた方がいいでしょう。排水孔が泥や草が詰まってしまうと、水が排出されません」

   危険個所を発見するポイントは、(1)壁がズレていないか(2)継ぎ目の亀裂が広がっていないか(3)排水孔が詰まっていないかだ。また、ガケ崩れが起こる前兆現象は「石が転がり落ちてくる」「排水孔の水が濁る」など。とくに排水孔から土も一緒に出てきたら急いで逃げる。

   井ノ原快彦「いま、自分のところはどうだったかなと、みなさん思っているでしょうね」

   ハザードマップは国交省のホームページで見ることができる。

磯G

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