伊藤英明で保険お勉強―金亡者の悪知恵暴く査察部員

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   <ラストマネー~愛の値段~(NHK火曜よる10時)>清和保険の査定部で働く向島(伊藤英明)は、「いつも怒ったような顔して、ゴジラみたい」と言われるような男。向島は保険金目当ての殺人など問題のありそうな支払い請求を調査員の如月(松重豊)と調べ、支払いの可否を判断するのが仕事だ。

   生命保険にまったく明るくない筆者は、へぇ、そういう決まりや制度になってるのかと、とっても勉強になる。

契約者・受取人「同時死亡」で保険金は誰に?

   生命保険を契約していた夫・戸田の車が崖から落ちて炎上した。車には戸田の妻、子ども、妻の母の千種が乗っていて、千種だけが助かる。保険金の受け取り人は妻になっていたが、その妻も死亡している。このように契約者と受取人のどちらが先に死亡したか判断がつかないケースでは、「同時死亡」と推定され、保険金は受取人の妻の遺族に支払われる。もし、戸田が妻より後に死亡したことが証明されると、保険金は戸田の両親と妻の両親で半分ずつになるのだという。「同時死亡の推定」なんて初めて聞いた。勉強、勉強…。なんのための勉強だか自分でもよく分からないけど。

   ドラマでは、保険金欲しさに戸田の両親が息子が妻より後に死亡したことを証明しようと、向島に詳しい調査を依頼する。上司は支払う保険金は同じなのだから早く処理しろと指示するが、向島はコツコツと真相を究明していく。

   戸田の両親の金欲しさに息子の死亡状況を調べさせたり、千種も「戸田は先に死んだ」と嘘をついて保険金を手に入れようとするなど、あさましい連中が次から次へと登場するのだけれど、保険会社では実際にこうしたことは少なくないのだろ。生命保険そのものが人の命をお金に換算する金融商品なのだから、人のあからさまな一面を前提にしているともいえる。

   脚本も俳優陣も素晴らしい。これから向島がどんな事件に関わっていくのか、過去になにがあったのか、高島礼子が演じる悪女っぽい役はどう絡んでいくのか、楽しみ。

(てらっち)

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