2024年 4月 27日 (土)

「今冬はもっと節電」で男性用 「ハラマキパンツ」も登場

   東京電力の西澤俊夫社長はきのう(2011年9月26日) の会見で夏の節電結果を発表した。前年に較べ大企業で29%、中小企業で19%、家庭で6%などで、使用率は87%に抑えられた。しかし、同時に出した冬の電力需給予測では、9つの電力会社のうち5電力で不足。冬も節電は避けられない見通しだ。

石油ストーブも4割増産

   巷ではすでに冬の節電を折り込んでいるのか、冬物商戦が例年より1、2か月早く動き出しているという。とくに、電気を使わない石油ストーブだ。あるホームセンターでは8月から売れ始め、これまでに50台。全国96店舗合計では6000台が売れているというからすごい。メーカーも休日返上の態勢で昨年の4割増産だ。

   衣類でも保温効果の高いもの、体感温度を上げる新商品が売れている。パンツに腹巻きがついた「ハラマキパンツ」は、昨年は女性用に作って大いに売れたものを、今年は男性用にも出す。また、素材自体が発熱効果のあるものも人気だ。

関東以西は寒く、北海道・東北はやや高め

   では、気になる冬の気候だが、関東から西では例年より寒く、北海道・東北では平年並みかやや高めの見通しだ。同じ節電でも、夏は使用のピークが午後になるのに対して、冬場は朝と夕方から夜になる。つまり、冬の節電のカギを握るのは家庭になる。

   キャスターのテリー伊藤「エネルギーが足らないから、ストーブを買え温かいものを買った方がいいというのはおかしい」

   司会の加藤浩次「これまでは灯油を使わないようにといってた」

   香山リカ(精神科医)「震災を機に、これまでの便利や快適さの追求を反省しているのは確かだが、本当に電力が足らないのかという話とは別ではないですか」

   テリーがさらに「節水とか節電を心がけるのはモラル的なもの。これにしましょうとなると、あんたのところ(電力会社)はどういう努力してるんだとなる」と話すと、加藤があわてて「まだ発表してるわけではありません」

   まったくこの男、最近はこうした気配りがやたら目立つ。不祥事になるのが怖いのか。お笑いの人とも思えない。

   弁護士の菊地幸夫「夏でも無理をした節電で熱中症で亡くなったと思われるお年寄りがあったが、冬でもそんな無理はいけない」

   消費者の声を聞いてきたリポーターの大竹真は、「いまストーブやウエアを買ってるのは、やはり節電意識からですね。でも、需給の見通しの数字は出してほしいといってました」と報告した。

   この夏ニュースの後で出た「でんき予報」というのが、案外効果があったのかもしれない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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