2024年 5月 5日 (日)

マスメディアなぜか「増税」に反対できない事情と弱み

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宮内庁関係者が気が気でない「千代田と東宮」の関係

   さて、先に行われた学習院初等科2泊3日の山中湖校外学習に雅子妃が同行し、そのために厳戒態勢がとられ、山梨県警数十名が動員され、雅子妃は愛子さまを含めた児童が宿泊したホテルの「インペリアルスイート」(1泊12万円)に泊まったことが大きな問題になっていると、文春と新潮が報じている。文春によれば、9月22日、怒気を含んだ記者の声が宮内庁の報道室に響き渡った。

「今回のお付き添いは、極めつけの茶番ですよ。皇室の尊厳もくそもない!」

   また別のベテラン記者はこういった。

「(中略)震災から半年、国民が大増税の時代を迎えようとしているその時期に妃殿下は校外学習でインペリアルスイートに泊まられた。常識的に考えられない出費。『税金泥棒』との批判を受けるかもしれません。それを許した(皇太子)殿下はどうを考えなのですか」

   毎日のように通学に付き添い、別室で授業が終わるまで待機して一緒に帰る愛子さまと妃殿下に対して、「異様な母子」という言葉まで飛び出している。戦前だったら間違いなく不敬罪だね。羽毛田信吾宮内庁長官も定例会見でこうコメントしている。

「校外学習が出来たのは良いのですが、通常の形でないのは心配している」

   新潮によれば、この発言は「長官よりも、むしろ両陛下が雅子さまの姿勢に疑義をもたれているということになる」そうで、「皇后陛下が10月20日、愛子さまが12月1日、雅子さまが9日、天皇陛下が23日と、年末にかけてお誕生日が続く。そうした際に、会見等で殿下あるいは陛下が、愛子さまの教育方針を巡って互いに不信感を含んだ『お言葉』を発し合い、千代田(両陛下)と東宮(皇太子ご一家)の確執が深まるなどといったことにならないか、気が気でない」(ある宮内庁担当記者)と周囲をハラハラさせているようだ。  こうした皇室問題は週刊誌の独壇場である。皇位継承問題もありこれからの皇室も波乱含みのようだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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