2024年 4月 27日 (土)

エイリアンの地球侵略阻止せよ!実話がモデルってホント?

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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

世界侵略:ロサンゼルス決戦>未知の流星群と思われる大量の隕石が落下するロサンゼルス。引退間近かのナンツ2等軍曹(アーロン・エッカート)とその部下の兵士たちは、人類最後の希望となって残された市民を救出し、未知なる物体と闘う。実際に1942年に起こった未確認生物による襲撃事件「ロサンゼルスの戦い」をモデルにしたSF超大作だ。監督は「テキサス・チェーンソー ビギニング」のジョナサン・リーベスマン。

ひたすら銃声と爆音のアクション大作

   冒頭で、次々と海へ落下する謎の流星群(エイリアン)が各国で目撃されているニュース映像と、のちにそのエイリアンと闘うことになる兵士たちのプライベートが描かれる。有能な指揮官でありながら部下を失くしたナンツ2等軍曹を始め、結婚式を目前に控えた兵士、まだ見習いの若い兵士、ナンツの指揮下で兄を失った兵士、首席で士官学校をでたエリート少尉と、みなさまざまな苦悩を抱えている。

   そんな彼らが戦地に駆り出され、エイリアンとの激しい攻防戦が続く。最後までひたすら銃声と爆音のアクションシーンの連続である。どこに隠れているかわからない大群のエイリアン。彼らは完全武装していて、自らの手が銃になっている。いざとなったら、グレネードランチャーみたいな武器までつかってくるので、実に手強い。迫力いっぱいのアクションシーンは見ごたえ十分で、ぜひ映画館の大スクリーンで見ていただきたい。

キレっぱなしアーロン・エッカート軍曹

   映画「ダークナイト」の二枚目役が嘘のように、男臭さと人間味に溢れるナンツ2等軍曹役を演じたアーロン・エッカートの「キレぶり」も見もの。部下を失う辛さを誰よりもわかっている彼だが、周囲はそんな軍曹を責める。「苦悩しない日はなかった」と言うけれども、やっぱり今度も部下を失いかけたりして、自分の不甲斐なさにキレる。それにしても、自分を責める気持ちは分かるが、いちいちキレすぎる。壁やら机やらをボコボコ殴って怒るのもいいけれど、そんなことしている場合ではないのではないかと、少々心配になってしまうくらいだ。

   気になった点がひとつある。町に残された幼い子供を含めた市民を命がけで守ろうとする兵士たちの使命感、悲壮感には涙したくなるのだが、ここまで人間ドラマを盛り込む必要はなかったのではないか。普通にアクション大作に仕上げれば十分――。

PEKO

おススメ度☆☆☆

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