乳幼児襲うRSウイルス「11~12月大流行」重症化すると突然死

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   「RSウイルスが今年(2011年)の11月~12月に大流行する可能性があります」と国立感染症研究所の安井良則主任研究員は警告する。重症になると呼吸ができなくなり突然死もあるRSウイルス。どんな人がかかるのか、見分け方は? 予防法はあるのかを探った。

感染しても特効薬なく「点滴や酸素吸入」

   例年なら冬場に流行するRSウイルスが、今年は6月から多数発症している。RSウイルスは2歳までの乳幼児に感染が多く、毎年2万人が入院している。症状は「鼻水、咳、タンなどで、風邪と区別が難しいです」と河島尚志・東京医科大学病院講師はいう。

   柳沢秀夫解説委員「高熱などは出ますか」

   河島講師「出る場合と、でない場合もあります」

   「解りにくいね」(柳澤)という厄介なもの。しかも感染力が強い。キャスターの井ノ原快彦は「大人からも子供に感染するんですか」と不安そうに聞く。

   河島講師「十分あり得ます」

   RSウイルス感染が重症化するとは細気気管支炎、脳症や脳炎、さらには突然死もあるから恐ろしい。

   柳沢「特効薬はないんですか」

   河島講師「ありません、残念ながら。(感染して症状が出たら)点滴や酸素吸入の対処療法で乗り切るしかないんです」

「鼻水、咳、たんが1週間続き、呼吸が止まった」

   東京都に住む中村智子さんの娘・寿美礼ちゃん(当時4か月)は5年前、RSウイルスの感染で呼吸が止まった。

   「鼻水、咳、タンが1週間が続き、嘔吐の直後から呼吸が乱れて、あわてて救急車を呼んで」と中村さんは今でも沈痛な表情だ。寿美礼ちゃんは家の外の道路に出たところで呼吸が止まった。

   「道路に座って人工呼吸を必死で行いました」(中村さん)

   RSウイルスで重症化する前に気付くには、「咳やタン、鼻水が多くなる。呼吸するとゼイゼイ、ヒュウヒュウいう。肩で息をして呼吸回数が多くなる。これらが特徴的な症状です」(河島講師)

   井ノ原「その場合は危ない状態?」

   河島講師「そうです。サインを見逃がさないことです」

   井ノ原「インフルエンザのようなウイルスの検査はできないんですか」

   河島講師「入院患者さんの検査はありますが、外来患者には今の所ありません」

   柳沢「患者の側からすればやって欲しいよね」

   国の対応遅れに納得がいかない顔だ。

   予防方法は「手洗い」と「うがい」「マスク」といった基本的なものだけ。唾液や鼻水でも感染するので、玩具やエプロンなどの消毒や水洗いを小まめにしたほうがいいという。感染するのはおもに乳幼児で、大人も感染するが症状は軽くてすむという。ただ、心臓や肺、呼吸器や免疫、神経や筋疾患のあると、大人でも重症化する。

(磯G)

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