猿って人間よりすごい!これまでのシリーズとは別もの「創世記」

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(c) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation 配給:20世紀フォックス映画
(c) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation 配給:20世紀フォックス映画

猿の惑星:創世記(ジェネシス)>製薬会社「ジェネシス」社では、アルツハイマー治療の新薬開発中、実験用のメスチンパンジーに驚異的な知能の向上が見られた。アルツハイマーの父親を持つ科学者ウィルは、新薬開発のチャンスだと歓喜するが、ある事故でメスチンパンジーは射殺されてしまう。研究は中止になり、残されたチンンパンジーもすべて安楽死を言い渡される。

   落胆するウィルだったが、檻の中に1匹のチンパンジーの赤ん坊が隠されていたことに気付く。それは射殺されたチンパンジーの遺伝子を受け継ぐ子供だった。ウィルは残された子供のチンパンジーを密かに自宅に連れ帰り、「シーザー」と名付けて、父親とともに育てる。数年後、シーザーの知能は想像以上のものとなり、新薬の開発も順調に進むが……。

   映画界の金字塔「猿の惑星」シリーズ最新作にして、その起源に迫るエンターテイメント超大作。主人公ウィル役にジェームス・フランコ。監督はルパート・ワイアット。

「心」を持ったことで生まれた苦悩

   チンパンジーが高度な知能をもったらこうなるのか。猿って人間よりすごい。素直にそう感じさせる作品である。脚本はテンポがよく、映画にすぐ入り込める。話の展開はだいたい想像がつくのだが、今までの「猿の惑星」とはまったく別物の1本とも言える。

   注目したいのは、映画「アバター」のWETAデジタル社によるCGI技術。猿たちの動きはもちろん、表情豊かに感情を表現するシーザーに心が揺さぶられる。

   シーザーが高い知能を得たことによって生まれた苦悩。それは「心」を持ったことかもしれない。元凶は人間のエゴに他ならないのだと、ウィルの恋人で獣医のキャロラインがさらりと言う。

「自然のきまりを人間が変えてはいけない」
「人にはできることの限界がある」

   まさにその通りなのだ。人間は神にはなれない。

   クライマックスでは、猿たちが群れをなしてサンフランシスコの街で大暴れ。シーザーを中心に猿たちの団結は半端じゃない。これからはゴリラも「ゴリラさん」と呼びたくなる。ぜひ映画館で見る価値あり。

PEKO

おススメ度☆☆☆☆

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