世の中2タイプ「鈍感な幸せな人」と「敏感は不幸せな人」

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   歳をとった証拠でしょうか。ある深夜、大きくうなずきながら、そして時に「そうだよね~」と声にまで出して共感した番組があった。視聴者からの投稿に2人のMCがモノ申す内容なのだが、うなずきながら見たのは、世の中には2タイプの人間がいるということ。「ドンカンな幸せな人」と「ビンカンな不幸せな人」だ。

   券売機やレジなどで後ろに長く行列ができているのに、自分の番になってようやくカバンから財布を取りだす人や、しばらく並んでいたのに最後にメニューに迷いだす人などが許せないということから話は始まっていた。MC2人は「なぜ他の人のことを考えられないのか」「オレなら小銭をすでに握りながら並ぶぞ」「アタシだったらすぐにお札を出せるように財布の中でお札をずらしているわよ」と言い合っている。

   ワカル、ワカルとうなずくことしばし。そして、「ドンカンな人は自分が迷惑をかけていることに気がつかないので幸せ」、「ドンカンな人にイラつくビンカンな人は、損をしているから不幸せ」という結論が出ていた。視聴者はおそらく自分は不幸せなビンカンな人に属すると思いながら番組を見ているのだろう。

同じ後輩思いなのに、そのひと言で…

   最近、そのほかにも2種類の人間がいることを実感している。人を元気にしてくれる人と、人のやる気をなくす人。どちらもよく見かけると思う。たとえば、プロジェクトチームで仕事が少々難航している時の先輩を思い浮かべて欲しい。作業が終わらず苦戦している後輩に、自分も残って仕事をしてくれるような仕事熱心な2人の先輩がいたとしよう。1人は後輩にこう声をかける。

「終わったら何したい? ワタシは韓流ドラマを見まくるね。現実逃避できてサイコーなんだけど、見続けちゃって徹夜になるからダメ。この歳になると睡眠不足は大敵だからさぁ」

   どこか、クスっと笑えてくる。そしてもう1人の先輩。

「まだ終わらないの。ちょっと確認させてもらってもいい。なんでこの箇所、こうなってるの。細かい部分だけど、こういうのワタシ許せないんだよね。終わるまでいるから、直してくれる」

   ブスっと刺したくなってくる。

ときにはドンカンな不幸せな人もいなくはない

   疲弊した後輩の心を和らげ、周りの人間もカラ元気のオーラに巻き込んでいく先輩と、余計に人々の心を疲弊させ、周囲に負のオーラを振りまいていく先輩。どちらも一生懸命頑張っていることは共通している。

   同じ仕事をするにも、人のやる気を削いでいく先輩と一緒だと辛い。ついイライラして、必要なかったストレスまで生まれ出す。そのストレスで仕事はさらに遅くなり悪循環に陥る。

   「イライラしてはいけない」「世の中には自分と違う人間ばかり」「人間と思うからいけない、相手を宇宙人と思って接すればいい」

   それは分かっているのだけれど…とは後輩の言い分。だが、やる気をなくす先輩もおそらく同じことを思っているに違いない。親身になって時間を割いて付き合っているのに、なぜ後輩はこの苦労をわからないのかと。これではお互いがドンカンでありビンカンな不幸せな人間だ。人を元気にさせるドンカンな幸せな人間になれないものか。

モジョっこ

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