「TPP」ワイドショーには難しすぎた!?解説と感想並べて深入りせず

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<今週のワイドショー通信簿>TPP(環太平洋経済連携協定)は野田首相の「政治決断」という演出で参加することで決まったが、国論二分の大論争といいながら、「はじめに参加ありき」で、反対派に見せ場とガス抜きの場を用意して、さらに参加表明の記者会見を1日延ばして顔を立てた政治ショーではなかったか。

   ワイドショーはこの問題を本格的に取り上げるには、スタッフもコメンテーター陣も素人すぎると分かっていたのか、一応それなりにメニューには並べたものの、通り一遍の解説と感想でお茶を濁した。フジテレビ系「とくダネ!」は「食の安全守れるのか!?米国ゴリ押し『遺伝子組み換え』」と提起したが、強まるアメリカの要求に言いなりになるなと当たり前の話。テレビ朝日系「モーニングバード」には元通産官僚が出演して「政府の説明不足」を批判したが、何が説明不足になっているのかは分からないままだった。TPPで庶民の暮らしにどんな変化が予想されるかぐらいは、ワイドショーが詳しく説明してもよさそうなものだが、やはり勉強不足だったということか。野田首相が参加表明の記者会見を1日延期すると、「会見ドタキャン熟慮演出で反対派ガス抜き」(TBS系「朝ズバッ!」)とたしかにその通りだが、TPPの中身よりも政局話に流れてしまった。

   それにしても、これだけ議論になっているのに、かつてのように政治家がワイドショーにゲスト出演して主張を披瀝することはほとんどなかった。野田内閣になってからこの傾向は顕著で、テレビで不用意な発言をして政権の足を引っ張られるのを警戒しているということなのだろうか。首相自身がぶら下がり取材を拒否している中では、大臣や議員も出演しにくいというのがあるのかもしれない。(テレビウォッチ編集部)

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