菅野智之「日ハム拒否」で浪人―実績できないまま衰えるマイナス

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   プロ野球の巨人は何かにつけて人騒がせな球団だ。コーチ人事に端を発した内紛はますます泥沼化を深め、法廷闘争へ発展する気配を見せている。その最中の昨日21日(2011年11月)、ドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けた東海大学の菅野智之投手が、あくまで巨人入りを希望して日本ハムへの入団を拒否したことを明らかにした。巨人をめぐる2つの話題を「ニュースアップ」のコーナーで取り上げた。

「子どものころからの巨人への夢が強かった」

   昨日21日、巨人の渡辺恒雄球団会長は都内で報道陣の取材に応じ、清武英利・元球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)について「彼を評価したことは1度もない」とばっさり切り捨て、今後の対応についても「最高級の弁護士を用意している。おれは法廷闘争に負けたことがない」などと徹底抗戦の構えを見せた。一方、清武氏は11月24日以降に反論の記者会見を開く予定だ。

特別な事情

   司会の羽鳥慎一が「法廷の話になるかもしれないということですが」と、コメンテーターの月刊誌『ゲーテ』編集長の舘野晴彦に聞く。舘野は「醜い争いですよね。どっちもどっちですよ」とあきれたように突き放した。

   その巨人でどうしてもプレーしたいというのが東海大の菅野投手だ。日本ハムには入団せず1年間浪人する道を選んだ。「日ハムに評価してもらったことは光栄に思うが、それ以上に小さいころからの(巨人で野球をする)夢の方が強かった」と決意を語る。東海大に留年する事になるが、練習試合を含めて対外試合には出られない。

内紛劇にもつながる「プロ野球は読売巨人」の傲慢さ

   この決断について、スポーツライターの小関順二は「メリットはないと思う。実践ができないことの衰えが一番のマイナス」とみる。

   巨人を希望して浪人したケースは過去にもある。舘野は江川卓投手や元木大介選手の例にも触れながら、「こうして改めて見ると、内紛問題にもつながっているが、プロ野球は読売巨人という傲慢な1つの会社のありように振り回されているんだな、ということをすごく感じますよね」と話す。

   羽鳥「ただ、菅野選手の場合、巨人の原辰徳監督が叔父という特別な事情がありますよね」

   ここで、コメンテーターの城西国際大学非常勤講師の宮田佳代子が「私が(菅野の)母だったら、ドラフト会議で原監督がなぜ自分でくじを引いてくれなかったのかと言いたい。そこが一番悔しい」と述べるなど、さまざまな感想や意見が出たが、1年待って菅野は必ず巨人に入団できる保証はあるのだろうか。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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