中国人ツアー「人気はお花見」家電の秋葉原よりまず上野公園

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   東日本大震災で一時激減した中国人観光客がまた戻って来た。ところが、これまでとちょっと違いがあるという。中山美香レポーターが約30人の5泊6日 のツアーに密着した。最新中国人ツアー報告だ。

ゴミ分別と場所取りにびっくり

   中国人観光客といえば、秋葉原の家電量販店で時計や炊飯器を何台も買い込むのが常だったのだが、おととい4日(2012年4月)にツアーが最初に出かけたのは上野公園だった。なんとサクラのお花見である。中国にはサクラは少ないそうで、中国人が抱く日本の印象でも、富士山35%の次がサクラ28%。 以下、日本料理11%、電子製品7%だから、たしかにサクラの印象は強いらしい。

日本理解進んでる

   ツアー客も「すばらしい」「きれい(日本語で)」を連発。「さくらさくら」を歌い出す人までいた。しかし目をとめたのは花ばかりではない。たとえばゴミ箱。上野公園のは特別だが、分別の仕方などに驚いている。場所取りにも驚いた。「中国は広いからそんな必要ない」

    中国人向けの情報サイト「シェアリーチャイナ」の居山正義さんは、「今年、流行のスタイルが大きく変わって、『サクラのツアー』が増えました。 数も最大になりそうです」という。口コミツールが流行っているので、在日中国人が「いまサクラが咲いているよ」と気軽に伝えると、旅行代理店も応えるのだという。

   ツアーはもちろん家電量販店にも行ったが、かつてのように炊飯器を何台も、というのはなくなった。ドラッグストアでも化粧水とか日用品に目が向いている。高いものより小物。使う金額も去年より少し下がって、1人21万円になった。 数ももどっている。渋谷の109は客の4割は中国人。3月、4月は中国人客がいない時間はないそうだ。中国人店員もいれば、簡単な会話ができる「指差しシート」も活用されている。「こんにちは」から「値引きできません」まで並んでいる。

ビザ要件緩和で中間層に広がった「日本見物」

   この変化はビザの要件の変更にもよるらしい。これまで、ビザ発給には「一定の職業上の地位または経済力を有する者」とあったが、このうちの「職業上の地位」がなくなり、対象が中間層にまで広がった。また、滞在期間も15日から30日になった。

   司会の加藤浩次「1人が使う金額は減っても、数が増えれば全体では増えるの」

   八代英輝(弁護士)「間違いないと思う。それに、これまでの関心がモノばかりだったのが、文化的なものやサクラなど日本理解が進んでいるような印象ですよね」

   加藤「サクラで喜んでるのでびっくり」

   中山が密着したツアーの予定表を見せた。上野公園の翌日から富士山周辺、伊豆高原、京都のどこでもサクラが組み込まれていた。「たくさんのサクラが植えられているというのが驚きのようです」

   いまツアーのイメージは、春はサクラ、夏は沖縄、秋はモミジ、冬はスキーなのだそうだ。 じかに話せるようになったらもっといい。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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