2018年 7月 21日 (土)

問責決議の永田町シナリオ「喧嘩は連休明けまで。後は消費増税まっしぐら」

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   野田内閣は問責決議の田中防衛大臣と前田国土交通大臣の辞任を拒否し、自民党や公明党など野党は国会の審議には応じないとしているが、どうも足並みは乱れっぱなしだ。井上貴博リポーターは「自民党はすべての委員会審議を拒否していますが、公明党は田中大臣と前田大臣に関係する審議への出席を拒否するとしています。残りの審議会には出席しています。自民党内からもすべての審議拒否ではなく、公明党のようにすべきだという声が出始めています」と伝えた。

野田首相、谷垣総裁にとって「渡りに船」

   コメンテーターの吉川美代子(TBS解説員)は「毎度毎度、同じことをしている。野党が問責決議案を提出し、受け入れられなければ審議拒否。こういう国会のあり方に問題はないのでしょうか」と溜息をつく。司会のみのもんたが「野田政権は今後どうなるのだろうか」と与良正男(毎日新聞論説委員)に聞く。

解散怖い
「少なくとも5月の連休明けまでは2人を更迭したり辞任させる気はないでしょう。消費税増税問題で野田総理の頭はいっぱい。内閣改造を考えるゆとりもない。
   ただ、今回の問責決議案は、与野党ともに渡りに船と考えている議員が多いと思う。激しく野党が攻勢をかければ、解散・総選挙という道しかない。自民党の一部には大阪維新の会が怖いという声もあり、選挙は避けたい。与党の民主党の中には消費税増税問題を継続審議にしたいという動きがある。問責決議問題が早期に決着すると、与野党は態度を鮮明にする必要に迫られるので困るんです」

   自民党・谷垣総裁は野田が解散を約束しなければ消費増税に賛成できないとしているが、あまりに飛躍した言い分に失笑を買っている。そこで、解散のハードルを下げて、「2大臣の更迭」で審議に応じ、民自協議=増税賛成に踏み出すというシナリオが考えられる。野田にとっても、谷垣にとっても問責騒ぎは渡りに船というわけで、連休明けまではケンカをしているふりをして、あとは消費増税にまっしぐらという思惑なのだろう。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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