2018年 7月 22日 (日)

福島・飯舘村「汚染除去・避難解除」でも暮らせない現実

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   飯舘村の家屋などの除染は終わり、避難解除となっても放射能の不安は消えない。井上貴博リポーターは「村民の住宅では、屋内は毎時3マイクロシーベルトでしたが、庭先では8マイクロシーベルト。住宅付近の林では147マイクロシーベルトと、都内の3000倍の放射線量が探知されました」と伝える。

村長は「村に戻ろう」、村民の大半「集団移転希望」

   飯舘村に住んでいた1535世帯を対象にしたアンケート調査では、回答を得た565世帯の半数以上が集団移転を望んでいた。村全体の除染作業が進んでいないからだ。

   井上「飯舘村の除染地域は230平方キロメートル。このうち、山林が約75%を占め、この山林の除染作業は進んでいません」

   菅野典雄村長は「除染は効果があります。これから除染技術も進歩するから、安心して村に戻ってくることができます」と語ったが、村民の一人は「原発事故から1年2か月。それだけの時間が経っているのに、まだこれだけの放射線量。安心して子供や孫たちを戻すことはできない」と語る。

   片山善博(前総務相)「国や県は除染作業をわが事として考えていない。もう少し親身になって考えれば、この亀裂は埋められるはず」と話す。たとえ村に帰ったとしても、農作物を作ったり、工場が操業したり、商店が賑わったりということがなければ、実際に暮らしていくことはできない。除染、避難解除で何かが終わるわけではない。

文   ナオジン
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