2024年 4月 27日 (土)

隠れ堀北真希ファン急増中!入浴シーン楽しみに「梅ちゃん先生」

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梅ちゃん先生(NHK月~土あさ8時)>朝ドラ第86作は「梅ちゃん先生」である。脚本は「結婚できない男」「白い春」の尾崎将也、ヒロイン下村梅子を演じるのは堀北真希で、東京・蒲田を舞台に、物語は昭和20年終戦の日からスタートした。

朝ドラの王道「きょうも1日頑張るぞォ」

   朝ドラの明暗はヒロインにかかっているといってもいい。そういう意味で、堀北真希を起用したのは大成功だ。堀北のイマドキ珍しいすれていない感じは朝ドラのヒロインにぴったり。ドラマ自体はどうでもいいが、彼女を見たくて毎朝見ているという話をちらほら聞く。しかもそれは中年男性ばかり。世の中には、かくれ堀北ファンが多いことにあらためて気づかされた。

   朝ドラを芸術作品に仕立てた「カーネーション」の後では、さぞややりにくいことと思う。どうしても前作と比較されてしまう。が、本来、朝ドラとはこういうものだったのだ。朝、出勤前の忙しい時間に、時計代わりにつけたテレビから流れるドラマ。そこにヒロインの笑顔があればなおいい。きょうも1日頑張るぞーという気にさせてくれるようなそんなドラマ。そういう意味では、「梅ちゃん先生」は朝ドラの王道をいくドラマといえる。

当時の白黒映像や出来事とからませる凝った作り

   松竹梅の梅。上には松子、竹夫という優秀な兄と姉がいて、周りからも期待されない末っ子。ドジなのに世話焼きで、なにかと首をつっこみ人の面倒を見たがる。そんな梅子が大学教授の医師である父、建造(高橋克美)が患者を救う姿を見て、自分も医師になりたいと決意する。学力不足でどうなることやらと思ったら、見事、女子医専に合格してしまう。そこでのクラスメートたちとの友情、家族やヒロインにかかわる人々のサイドストーリーをからめつつ、物語は進行する。

   ドラマの中に当時の街や人々の様子を描いたような白黒フィルムの映像を入れたり、実際の出来事や事件に登場人物を関わらせるなど、実は凝った作りなのも面白い。たとえば、ヒロインの隣りに住む幼馴染の安岡信郎(松坂桃李)の父、幸吉(片岡鶴太郎)が、ラジオの「のど自慢」に出場したり、建造がヤミ市を拒み栄養失調で死亡した裁判所の判事の新聞記事に影響され、「自分もヤミは食べない」と言い出し、実行して家族を困らせるなどなど。日本の戦後史を少し学べるお得感がある。

   お得感といえば、「水戸黄門」の由美かおる、もしくは「ドラえもん」のしずかちゃんならぬ堀北真希の入浴シーンというサービスカットも見逃せない。朝ドラでヒロインの入浴シーンが拝めるなんてことはそうそうないことだ。まさにお宝映像。しかもそれがちっともいやらしく見えないのが梅ちゃんの梅ちゃんたるゆえんだ。

   「あの喋り方はなんだ」「学芸会か」などと批判するアンチ梅ちゃん派もいるそうだが、これから満員電車にもみくちゃにされながら会社へ向かうお父さんたちのために、文字通りカラダを張る堀北真希はエライ!

(くろうさぎ)

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