「世界よ!私の意見聞いてくれ」ビル・ゲイツも参加するプレゼンイベントの波及力

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   自分の意見やアイデアを18分以内で語るプレゼンテーションイベントTEDが、世界的な人気を集めている。キャスターの国谷裕子がこう紹介した。

「このイベントは分野を問いません。政治に関する新しいアイデアを出すことで、世界が変わる可能性も秘めています。このイベントに米国元大統領のビル・クリントン、ビル・ゲイツ、サンデル教授、ジェームズ・キャメロン監督など、名だたる著名人を含め、これまでに約8000人が参加しています」

18分以内で言い分開陳―ネット配信で1000万回視聴

   5月末(2012年)に日本で初めてのTEDのオーディションが行われた。ビジネスマン、科学者、建築家などが参加し、建築家は「これまで建築業界は建築論理と数字を頼りにやってきた。しかし、そうしたやり方は限界を迎えている。これからはそこに住む人の目線と、自分がどんな建築をしたいのかを付き合わせながら考える必要がある。それがいずれは建築業界の再建に繋がる」と自説を語った。

   TED代表クリス・アンダーソンは「オーディションの模様を伝える動画はネットで全世界に広がり、なかには1000万回視聴されたものもあります」と説明する。

   国谷「どうして、それだけ多くの人が見るのでしょうか」

   アンダーソン「TEDで講演を行うのは、世界中から選りすぐられた、その世界の一線級の人物です。ですから、プレゼンテーションは情報として有益であるだけでなく、どれもユーモアとウィットに富んだ素晴らしいものばかりです。
   講演は長いものでも約20分ほどです。5分程度という人もいます。退屈で飽きてしまうということはありません。日常のちょっとした空き時間が、楽しく刺激的な時間に変わります」

   国谷「新しいイノベーションを生み出す可能性を持っているわけですね」

   アンダーソン「これなら自分にもできるのではと思えるものが多いです。複雑な論理も簡単に説明する。TEDには日本のセミナーにありがちなコマーシャル目的の講演がありません」

政府対政府で起きる戦争も民衆同士のアイデアで回避

   国谷「政治の世界のあり方も変わるでしょうか」

   アンダーソン「これまで戦争や国際紛争は政府対政府という構図でしか見られていませんでした。しかし、そこにお互いの民衆同士のアイデアを入れれば、争いごとはなくなると思います」

   世界を席巻するプレゼンの魅力と共に、伝える力を見直す人が世界中にいる。

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2012年7月2日放送「アイデアが世界を変える~TED 究極のプレゼン~」

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