2018年 7月 20日 (金)

鳩山離党恐れ処分軽減―輿石幹事長「民主・参院減ったら念願の議長なれない」

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   民主党がまた変なことをやった。消費税増税法案への造反をめぐり、鳩山由紀夫元首相を党員資格停止6か月と処分を決めておきながら、きのう9日(2012年7月)の臨時常任幹事会で3か月に軽減することを正式決定した。腰を定まらない政党である。

7人造反したら参院第2党に転落

   執行部は先に離党届を出した小沢一郎元代表ら37人を除名、法案には反対したものの党に残留した議員のうち、鳩山を党員資格停止6か月、その他を党員資格停止2か月とする処分案を決めた。ところが、処分内容を諮問された倫理委員会で「バランスを欠く」と異論が出て、鳩山については軽減することになった。鳩山の処分を「首謀者」として重くしたのは野田佳彦首相といわれるが、もともと輿石東幹事長は党員停止中でも総選挙になれば鳩山を公認するとの意向を示しており、鳩山に甘い輿石東幹事長に押し切られた格好だ。

どうでもいいこと

   政治アナリストの伊藤惇夫は「鳩山さんは過去の人かと思っていたら、急に人気者になっちゃったんですよ」と解説する。輿石執行部と小沢新党の双方から袖を引っ張られているというのだ。

「小沢さんもなんとか鳩山さんを自分の味方に引き込みたいと思っている。一方、(参議院で造反者が)もう7人出ると民主党は参議院で第2党に転落するんです。そうすると、輿石さんにとって念願の参議院議長のポストが飛んでしまうんです」

   それが鳩山を引きとめる輿石の理由というわかりやすい解説だ。両方から綱引きされている鳩山は悪い気はしないのか、「覚悟を持って行動したことなので処分に対しては関心ない」とカッコよく語っているが、伊藤は「非常にいま悩んでいると思うんですよ」と胸の内を推測する。

民主党・小沢新党「国会内小競り合い」議員控室めぐって「3階行け」「いや、2階を」

   こうした民主党の動きに、城西国際大学非常勤講師の宮田佳代子は「消費増税の話をしているころから選挙の話がチラチラ見えていたのが、いまは堂々と選挙のことを考えて動いている。恥ずかしくないのか」

   アナウンサーの小松靖が「実はもう一つ、民主党と小沢新党の間に揉め事があります」と持ち出したのが、衆議院内の控室問題。民主側が「少数政党なので3階の隅を」と要請しているのに対し、小沢新党は「本会議場に近い2階を」と要求しているのだという。

   司会の羽鳥慎一「どうでもいいことのように見えますが、そんなに大事なことなのでしょうか」。あきれたような口ぶりだった。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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