日本大使襲撃犯なぜすぐ捕まえないのか。犯人はBMW・アウディ乗ってる高官関係者?

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   おととい27日(2012年8月)、北京駐在の丹羽宇一郎大使の公用車を止めて、国旗の日の丸を奪い去った男は、いまだに捕まっていない。2台の車のナンバーと男の顔が写っている写真を提供したというのに、どうしたことか。うかつに反日感情を抑え込めない中国の事情がすけて見える。

ナンバーも男の写真も提供―すでに人物の特定できてるはず

   襲ってきた車は2台で、1台は安徽省ナンバーのBMW、も う1台は北京ナンバーのアウディだった。2台は大使の公用車の後ろからパッシングをしたり、蛇行、幅寄せを繰り返したあと、前方に割り込んで公用車を止めた。BMWから降りてきた男は30歳くらい。何かを叫びながら国旗を引きちぎるように持ち去った。

難しい問題

   大使は外出の際は常に日の丸を掲げていたほか、ナンバープレートでも「大使の車」とわかる。大使は外出先から大使館へ戻るところだった。偶然見つけられたのか、なぜ2台なのか。ドイツ製の車は多いが、所得が高くないと買えない。どんな人物なのか。

   中国問題に詳しいジャーナリストの富坂聰氏は、「経済的な成功者、成金といってもいい。金もあって力もあって、ひとこといいたいというような人じゃないか」という。中国中央テレビは「中国の関係部署が真摯に捜査に当たっている」と伝えたが、ナンバーも顔もわかっているのにいっこうに結果が出ない。

   富坂「人物は特定されていると思うが、極度に政治的な問題だから、どんな人物かを100%クリアした後じゃないと出せないというのがあると思う」

ネットには「愛国無罪」!扱いに頭悩ませる中国当局

   さらに、事件後ネットには英雄視する意見も多く、「愛国無罪」という身勝手な論法もある。厳罰にすれば「日本人の味方か」と批判は政府に向くおそれがある。逆に軽くすれば、日本が反発して、それがまた中国へはねかえる。 ちょうど尖閣の漁船と逆の状況になったわけだ。

   司会の羽鳥慎一「非常に難しいですね」

   萩谷順(法政大学教授・ジャーナリスト)が「高級車で顔がわかれば犯人はわかるというのは日本の常識だ」と、先週中国へ行ったときの印象をこう言う。「いまや中国では外国製高級車は大変な数で、日本よりはるかに多い。また、中国はニセナンバーが横行しています。曜日によって都心乗り入れのナンバーが規制されるのでニセを使うんです。もうひとつ、政府・党の高官に高級車が多い。犯行も上手だったし、公安機関がからんでいたりすると、なかなか見つからないかもしれませんね」

   小松靖アナは「日本人旅行者に累が及ばないように」と心配する。たしかに「やって も大丈夫なんだ」と思われたら怖い。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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