<つるかめ助産院~南の島から~>
おとぎ話ドラマの気になる沖縄の描き方…みんな温かくて家族的というステレオタイプ

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   夫(溝端淳平)に蒸発された妻・まりあ(仲里依紗)が消息を訪ねて沖縄の離島に向かう。そこで助産師(余貴美子)や島の人たちとの交流を深め、徐々に心を通わせていく姿を描いたハートウォーミングストーリーである。澄みきったコバルトブルーの海、どこまでも広がる青空、美しい島の風景。島の人はみんないい人でおとぎ話を見ているようだ。

おばあ役の平良とみさん元気でなにより

「こどもは宝物なんだよ」
「今夜もお月様が生きてるね~」
「人って変われるんだよ。いくつになっても生まれ変わることができる」

   つるかめ助産院の鶴田亀子(余貴美子)がまりあに語る言葉の数々が心に染みる。命の誕生とは、生きることとは、心を通わせるということとは…。まりあの成長とともに、視聴者も多くのことを感じることができる。早朝から「マイムマイム」を踊る島の人たちを見て、「何が楽しいんだろう」「なんであんなふうに笑えるんだろう」と、まりあは心のなかでつぶやく。どこか冷めていて、人と接することが得意ではないのに、島の人たちのパワーに圧倒され、戸惑いながらもそこで暮らす心地よさに気づき始めた。そんなまりあを自然体で演じる仲里依紗、余貴美子ら役者陣もぴったりはまっている。おばあ役の平良とみの元気な姿が見られるのも嬉しい。なによりも幸せな気持ちにさせてくれるドラマだ。

   ひとつ難をいえば、このドラマに限ったことではないが、沖縄の人たちは誰でも温かく迎え入れてくれ、家族のように接してくれるという描き方はあまりにもステレオタイプ過ぎやしないか。全8回。(NHK総合 火曜よる10時~)

(くろうさぎ)

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