2018年 7月 20日 (金)

<赤い糸の女>
エロいグロいエグい!中島丈博ワールド昼間っからどっぷりハマってください

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   キャッチコピーは「欲望が、絡みつく」。なんたって脚本が「真珠夫人」「牡丹と薔薇」「さくら心中」の中島丈博だから、東海ドラマ『ドロドロ愛憎劇』ファン待望の昼ドラだ。ヒロイン志村唯美を演じるのは三倉茉奈。今年(2012年)1月期ドラマ「鈴子の恋」でミスワカナを演じ、大人の女優への脱却を図った佳奈に続き、今回は茉奈が大人の女に挑む。

濡れ場いとわぬ三倉茉奈が完全に食われてる全身美容整形美女・奥村佳恵のワル

   とにかく展開が早い。9月3日にスタートしまだ3週目だが、女子大生だった唯美は証券会社に就職して4年目というところで、買い物依存症でブランド品を買い漁り、借金地獄で多重債務、あれよあれよという間に落ちていく。「落とし穴で死亡事故」をドラマにするのは不謹慎ではと一部ネットで騒がれたが、そんなものは序の口で、内容はどんどんエグくなる。

   濡れ場もいとわず頑張っている三倉茉奈だが、いまのところヒロインよりも全身美容整形の美女・芹亜(奥村佳恵)のほうが魅力的で、ヒロインは完全に食われている。陥れられるほうより、陥れる悪女のほうが役柄としてもおもしろい。しばらく出番がなかったが、25日放送分で唯美が多重債務を整理するために訪れた弁護士事務所で再会し、なにやらまた唯美に罠を仕掛けるようでワクワクする。

   ただのエログロドラマかと思ってしまうが、カサノヴァやバルザックの「谷間の百合」、はたまた大杉栄、伊藤野枝、神近市子の「日影茶屋事件」など、文学的素養がなければ理解できないネタも盛り込むから侮れない。

とにかくチープでツッコミどころ満載!一流レストランでポークソテー?

   登場人物の行動やセリフなどツッコミどころ満載なのも相変わらずで、ここ最近のヒットは、唯美の先輩でセックス依存症の女を椿鬼奴が演じていること。いい女ぶっているのだが、どう見ても桃井かおりのモノマネをやるときの鬼奴さんで、おまけに彼女のケータイ呼び出し音がジュリアナだったりするからたまらない。

   「ここはサービスも味も一流」というレストランがコントのセットのようで、しかもテーブルにはどうみてもポークソテーランチが、スープもサラダも全部一緒に置かれていて、とても一流レストランでのディナーには見えない。大学教授や作家、会社役員が集まる芹亜の母の文壇バーも田舎のスナックレベルだし、蕎麦屋でもテーブルには卵焼きと板わさ、もしくはざるそばしか出ていないなどなど、経費削減のあおりがモロに出ているのも見落としてはいけません。これほど楽しめるドラマはない。いますぐ中島丈博ワールドに取り込まれよう。(フジテレビ系ひる1時30分)

(くろうさぎ)

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