40代から「ロコモティブシンドローム」アッという間に衰える関節、骨、筋肉

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   ロコモティブは機関車という意味で使われることが多いが、医学では関節、骨、筋肉などの運動器を指す。これが衰えるのがロコモティブシンドロームだ。進行すると、ちょっとつまずいただけで骨折したり、ひどい膝痛、腰痛に悩まされたりする。そのロコモティブの衰え、高齢になってからでなく40代から始まる。東京大学大学院・石井直方教授は「40歳代は自分で思っている以上に筋肉が衰えています。転んだりつまずくのはその証拠です」と言う。

筋肉衰え簡単テスト「大股2歩÷身長=筋肉年齢」

   花屋を経営する平松麻美さん(仮名)は左手首を骨折した。その平松さんが筋肉の衰えテストに挑戦した。まず高さ40センチの台に座り片足だけで立ってみる。できない。次に大股で2歩歩く。204センチで、これを身長で割った係数は1・299。これは年齢65歳の歩行能力だった。20代は1・67以上だが、40~44歳になると1・50~1・52、45~49歳1・47~1・49、50~54歳1・45~1・46、55~59歳1・42~1・44だ。

   東京大学の大江隆文講師が筋肉の衰えのチェック項目を教えてくれた。「買い物がつらくなった」「歩く速度が遅くなった」「つまずきやくなった」「片足で靴下が履けない」などだ。「衰えを防止する運動として、ランジウォークをお薦めします。大股でまず1歩踏み出し、体は垂直に保ち、踏み出した足の腿が床と水平になる所まで深く腰を落します。これを1日20歩、片足10歩づつやれば防止に役立ちます」

   次に関節。異変のチェックポイントは4つある。整形外科の武田淳也医師は「動き始め、正座、階段の上り降り、長時間立っていると違和感を感じるなどです。これらの違和感は初期の変形性膝関節症の疑いがあります」と説明する。

(磯G)

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