田中真紀子「大臣のイスご褒美」野田再選・消費増税で貢献ポイント

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   きのう1日(2012年10月)に発足した野田第3次改造内閣で注目されるは、やはり田中真紀子文部科学大臣(68)だろう。誰しも思い浮かべるのは、10年前の小泉内閣で外務大臣のとき、官僚と激しく対立して大変な混乱を起こし更迭されたことだ。両刃の剣という評価もあるなか、この人事の狙いはどこにあるのか。「スッキリ!!」は2人の政治評論家に聞いた。

近いうち選挙の目玉?期待されるほどの人気まだあるか…

   有馬晴海氏は国民に注目してもらうための人気取りとみる。「民主党政権最後の内閣とみられていますが、田中真紀子さんに対する期待は国民の中にまだあるという感じがしています」

爆弾人事

   浅川博忠氏は悪化した中国との改善をはかるためという見方だ。「真紀子さんは中国との友好的な関係を築いている政治家の1人ですが、民主党の中にそういう議員がいないので、溺れる者はわらをもつかむ感じで真紀子さんにすがった」

   真紀子は日中正常化40周年のイベントに中国側から招待され、中国国営テレビも真紀子の入閣について「中国との友好的な関係を利用するのが野田首相の目的だ」という日本メディアの分析を紹介した。しかし、野田は真紀子の起用の狙いについて、「いじめ問題などに取り組んでくれることを期待している」と語り、日中問題とは無関係と説明した。

   日本テレビ政治部の近野宏明記者が解説した。「今回の改造内閣の特徴は貢献度を重視したことです。ひとつは野田代表再選、もうひとつは消費税増税法案成立。それぞれにどれだけ貢献したかがポイントになった。田中真紀子さんは代表選への出馬要請を固辞し、野田再選につながった点が評価された。また、反野田派や中間派の離党予備軍を防ぐ狙いもあります」

この10年は議員立法など地道に活動

   司会の加藤浩次「日本を良くするためというより、自分たちを守るための改造に見える。真紀子議員入閣についていろいろ言われていますが、どうなんでしょうか」

   近野は「国民的認知度が高く話題性もある。しかし、野田内閣の支持率アップにつながるかどうかは未知数」と慎重な見方だ。コメンテーターのロバート・キャンベル(東大教授)は「真紀子さんの人事はたしかに爆弾人事。いつ何を発言するかわからないけど、彼女はこの10年間、地道に議員立法などで実績を積んできた。期待する余地があります」とみる。真紀子大臣の動き、しばらく目が離せない。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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