パソコン遠隔操作「犯行声明」絶対捕まらない自信―警察・検察遊んでやった
処分受けた大学生までいる誤認逮捕・起訴
メールには「警察・検察の方へ」として、「あそんでくれてありがとう。今回はこれくらい にしておくけれど、またいつかあそびましょうねーー」とあった。ヨーロッパの複数の国を経由して送られていて、専門家は「これだと発信元の特定は事実上不可能」という。
一連の事件では、これまでに大阪、三重、福岡でパソコンの持ち主が逮捕され、その後、遠隔操作が判明して釈放されているが、横浜の大学生は保護観察処分が確定している。
取材した田中大貴レポーターは「怖いのひとことでした。パソコンでインターネットを利用した人ならだれでも犯人に仕立て上げられてしまう可能性がある」という。 防ぐ手だては、知らないメールは開かない、妙なアプリはダウンロードしないと、こればかりはいつまでも同じというわけだ。
司会の小倉智昭「といわれても、うっかりということもある。今回は逮捕者も出たし、保護観察までいっちゃった学生もいる。ネットバンキングにまでいっちゃったらかなわない」
田中「犯人は明らかに自分は捕まらないと自信をもっているようです」
小倉「ウイルス対策ソフトはあるけど、遠隔操作対策はないの」
田中「ソフトとウイルスのいたちごっこなんです」
笠井信輔キャスター「サポートセンターにつなぐと、実際は遠隔操作されている。それより誤認逮捕された人が釈放されてよかったなじゃなくて、やってもいないのに自白した人がいる。警察の取り調べがどうだったのか、しっ かりと調べないといけない」
そう、そっちの方がずっと怖いことかもしれない。