2024年 4月 27日 (土)

お墓最新事情!ネットで遺影・戒名呼び出し墓参、自宅に「納骨祭壇」

   少子化や子ども世代の高齢化で墓の維持管理が大変になっている。「そういう中でもっと新しいタイプのお墓が出初めているんです」(有働由美子キャスター)という。

   東京・豊島区の功徳院には2880人が眠る合葬墓がある。仏像のある祭壇の隣にモニター画面があり、寺発行のカードを差し込むと、故人の遺影と戒名や没年などが浮かび上がり、墓参ができる仕組みだ。板橋区の熊田容子さんはこのカードで家のパソコンを使って、3年前に亡くなった母セツ子さんの遺影を呼び出している。同じマンションに住む父の丹羽要さん(80歳)も、自分の部屋で「毎朝呼び出してね、おはようと言います。今後、岐阜県に住む親戚にもこのカードを持ってもらって、女房の命日には親戚揃ってのネットでの墓参りを考えています。年を取ると動きにくくなるからね」

仏壇の裏に納骨「1基20万円」全国から注文殺到

   遺骨を自宅で収納する「納骨祭壇」を作った家具店もある。表は仏壇で、クルリと回せば納骨壺が入るスペースがある。値段は20万円から。2年前に売り出したところ、全国各地から問い合わせが殺到した。店主の三原三雄さんは驚きを隠さない。「ここまで反響があるとは思っていませんでした」

   横浜市の大塚弥生さんは、今年1月(2012年)に亡くなった母の妙子さんの遺骨をこの納骨祭壇に収めている。「従来のお墓は維持や管理でお金も掛かるし、自分の家にお骨があると安心します。これでずうっと一緒に居られるとおもいました。気持を込めて供養すれば、どういう形でもいいと思います」そう言って、弥生さんは笑顔の母親の写真に呼びかけた。「ねっ」

   井ノ原快彦キャスターは「自宅で守るという新しい形も出て来たんだなと思いますね」と言い、ゲストの金子貴俊(俳優)は「一番大事なのは故人への気持ちでしょう。形は自由でいいと思いますね」。有働も「家族の皆が納得すれば、それでいいのかなと思いますね」と納得だった。

(磯G)

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