2024年 4月 26日 (金)

中国機「尖閣領空侵犯」対中強硬の安倍次期政権へ露骨な牽制

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   北朝鮮のミサイル発射で緊張高まる日本周辺で、間隙を突くかのように、きのう13日(2012年12月)に、国家海洋局の航空機が尖閣諸島・魚釣島の領空を侵犯した。「飛行機が姿を現したのは午前11時過ぎでした。領海侵犯をしていた中国の海洋監視船に併走していた海上保安庁の巡視船が発見し、無線で領空侵犯していると警告したところ、中国機から『ここは中国の領空だ』と回答したそうです。沖縄から緊急発進(スクランブル)で8機の戦闘機が現場に向かいましたが、到着したときはすでに飛び去った後でした」(加藤シルビア・アナ)

艦船の領海侵犯効果なしと見てエスカレート

   司会のみのもんた「自衛隊のレーダーで事前にわからなかったのだろうか」

   加藤「高度300メートル前後で飛来し、200メートルぐらいにまで降下して旋回していたようです」

   岩崎茂・自衛隊統合幕僚長は「日ごろから周辺海域の警戒監視をしているが、今回はレーダーでの捕捉はできなかった」と説明している。コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)は「北朝鮮のミサイル発射問題に乗じてとは思わないが、総選挙の結果を意識しての行動だと考えられますよね。政権復帰が確実視されている自民党と公明党は、選挙戦で対中国問題で強硬な姿勢を見せていますからね。そうしたことに対する牽制の動きだと思いますよ」と話す。

沿岸警備の強力組織「国家海洋局」航空機

   中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏は、「中国には沿岸を警備する組織が複数存在するが、その中でも国家海洋局というのは強力な組織です。海洋監視船の領海侵犯では効果のないことがわかり、日本の選挙後をにらんで釘を刺したのではないだろうか」と分析した。

   TBS解説委員の吉川美代子「次の新政権にとっては、今回の問題は最大の課題になります。事態がエスカレートし、一触即発のような状況が生じる事態は避けて欲しい」

   領空侵犯でも効果なしとわかれば、次は中国軍の尖閣諸島上陸か。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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