2024年 5月 5日 (日)

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橋下徹切り水面下で進行!「日本維新の会」分裂必至

   各誌の選挙関連記事を読み比べてみたが、ここに紹介するものは何もなかった。少し気を引かれた「週刊新潮」の「動き出した『橋下リコール』激化する『内部ゲヴァルト』」を読んでみた。200議席獲得を目指していた「日本維新の会」だから、54議席で満足するはずはないが、やはり「たちあがれ日本」と組んだことの後遺症があちこちから噴き出してきているようだ。「たちあがれ」から合流し、比例で当選を果たした西村眞悟代議士はこう憤る。

「旧大阪維新の会から出てきて当選した連中に国政をやらせたらメチャクチャになるわ。政策についてなんも分かっとらんのに、ただ風に乗っかって当選しただけ。彼ら数名の話を聞いたけど、国家をいかに守るかを説かず、行政の無駄を指摘するばかりやった。ミサイルが発射されても、あいつらの口からそのことに関する意見を聞いたことがない」

   私も「日本維新の会」は分裂必至と見るが、橋下大阪市長には「本丸」の大阪からも火の手が上がっているという。大阪府議会や市議会の中から不協和音が出て、過半数割れや公明党が連携を解消する動きがあるというのだ。議会運営に支障が出てくるかもしれない。

   さらに、「職場放棄」を主な理由として橋下をリコールしようという動きが急だという。橋下市長が衆院選公示後、投開票日の16日までに市長として公務を行ったのはたったの1日だけ。12月3日に市長給与の返還などを求めて大阪市民6人が大阪市に監査請求を行った。それを仕掛けた市民オンブズマン「見張り番」代表世話人の辻公雄弁護士がこう語る。

「今回の選挙に際し、石原さんと組んだことで橋下市長の人気は落ち、批判や不満が増えている。いよいよリコールが現実味を帯びてきたという実感があります。早ければ、年内にでもリコールの準備に入るかもしれません」

   1度地に落ちた威信を取り戻すのは容易なことではない。橋下市長が「天下の秋を知る」のもそう遠いことではなさそうである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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