こんなものまで年齢つけるな!「子宮年齢」「卵巣年齢」焦るじゃないか

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   そんな言葉まで出て来て、女性達はさらに不安になるだろうなと感じた。「肌年齢」に「骨年齢」「腸年齢」と体のいろんな部分に年齢をつけてきて、ここ最近言われているのが「子宮年齢」に「卵巣年齢」だ。そりゃ歳をとれば臓器も老化する。今度のアンチエイジングは子宮や卵巣を若返らそうというもので、データによると18歳の女の子でも40代の子宮年齢という人もいるらしい。ちょっとそれは驚きだけれど、実はこれらの年齢は実年齢よりも早いスピードで老化するそうだ。ストレスやウイルスによって老化が早まると指摘する医師もいる。

若返らせるためのアプリや漢方…妊活ビジネス花盛り

   声高に婦人科系年齢が言われるようになったのは、「妊活」が30代以上の女性たちにジワジワ認知されはじめてからだろう。女性誌がこぞって取り上げている記事で、数年前までは「母になる」といった巻頭特集だったものが、「妊娠できるようになるための体作り」にフォーカスされたものに変化してきている。

   そもそも、卵子は老化し35歳を超えると妊娠が難しくなる。そのために子宮や卵巣を若返らせる必要があるのだという。専門ウェブサイトやアプリも登場し、普段の食生活の見直しや漢方を取り入れたりと情報を紹介している。ヨガやウォーキングのためのウェア、質の良い睡眠のための枕選びなど、ありとあらゆる業界がここに参入し、妊活ビジネスが花盛りだ。

   かつて、「婚活」という言葉を日本中に広めた白河さんも、今は「妊活」を推し進めている。たしかに、30代、40代前半の女性をみてみると、昔と比べて随分と若い。気持ちや振る舞いは20代から変わっていない部分もあると思う。けれど、子宮や卵巣はもう50代以上になっていたら、そりゃ妊娠は難しい。結婚もできないのに、妊娠もできない体になると言われると、どうしていいのか不安ばかりが募り、焦りで空回りしてしまう女性も多い。結婚はしていないけれど、もしもの時に備えて励まなきゃと強迫されているような…。メディアリテラシーが低い日本ならではの笑えない話だ。

映画「人生、ブラボー!」笑えない!あしたの日本の姿か

   日本は先進国のなかでも不妊に悩む人か多いらしい。近い将来、クラスに一人は体外受精で生まれた子供がいる計算も出ているという。気持ち悪い? いやそうだろうか。それだけ自然妊娠が少なくなるそうだ。そして、それだけ子供が欲しいと思う人もいるということだ。

   その話を聞いた時、先日見た映画「人生、ブラボー!」が妙にリアルに思えてきた。700回近い精子提供をしてきた42歳のダメダメ独身男が、ある日、533人の子供の父親だと告げられ、そのうちの142人の子供たちから身元開示の裁判を起こされるというお話である。さあ大変。訴えた側の実の子供たちと主人公が正体を明かさぬままふれあっていくというハートフルなコメディーだ。このカナダ映画はスピルバーグの会社がリメイク権を獲得し、すでにインドで撮影が始まっているという。オリジナルの「人生、ブラボー!」の監督が面白い話を新聞のインタビュ―でしていた。脚本をねっているとき、ニュースで250人に精子提供をした男性がいると報じられ、当初よりも子供の人数を増やしたという。

   出産することだけが全てではないし、日本ではどうするか選択することもできる。けれど子宮年齢・卵巣年齢のアンチエイジングをして、妊娠に励む日本の女性たち。あのコメディー映画は日本の「妊活」の遠くない未来なのかもしれない。

モジョっこ

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