2024年 5月 4日 (土)

TPP庶民のメリットデメリット「先端医療受けられるが高額」「食品安くなるが残留農薬」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

政府の情報・説明に不信感

   羽鳥「医療の面でも、お金ある人はいいですけど、不安に思う人も出てきますね」

   コメンテ―ターの舞の海秀平(スポーツキャスター)は「これ以上広がっていくと、風邪引くのも怖くなりますね。ただ、食べ物についてですが、TPPを機会に、日本の物はおいしくて安全だともう一度見直すいい機会になるとも考えられます」と指摘する。舘野晴彦(月刊『ゲーテ』編集長)は「医療の面でも、先端のものが入ってこなかったり、手術が受けられなかったり、いろいろ苦しんでいる患者さんはいっぱいいる。そこのところはうまくバランスをとってほしい」とプラス面にも目を向ける。

   たしかに、TPP参加によって日本の農業が壊滅するとか、国民皆保険制度が崩壊するとか、極端な見方もあるが、そうでないという意見もある。本当のところはどうなのか。舞の海秀平も「誰かくわしく説明してくれないかなと思いますよねえ」という。

   第一生命経済研究所・首席エコノミストの嶌峰義清氏は「政府が適切な情報を出していく。つまり、安心だというだけでなく、どういうふうに物を選べばいいのか、それをきちっと説明することが重要です」といっていたが、それには政府の情報や説明が安心して信用できるという信頼性が大前提だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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