2024年 4月 27日 (土)

炎上墜落熱気球「燃料パイプ」ゴムホースで代用?注意されてた部品交換

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   19人もの死者を出したエジプト・ルクソールでの気球事故で、実際に何が起こっのたかがおおよそ明らかになった。しかし、なぜ起きたのかとなるとさっぱりわからない。

   目撃者は多い。30~45分間の飛行を終えて着陸直前だった。高度は3~5メートルで突然バーナー付近から発火した。係留用のロープが燃料パイプを破損させたという話もある。パイロットが火だるまになって飛び降り、イギリス人乗客も飛び降りた。重量が軽くなったのと、ゴンドラの炎で気球は急上昇を始め、高度90メートルくらいで数人が飛び降り気球はさらに上昇、炎上して墜落した。上昇してからの様子は別の気球から撮った映像があった。問題はなぜ火を噴いたかだ。

国際気球委員会日本代表「ありえない。日本では考えられない粗悪気球」

   入院中のパイロットに会ったという証言が2つあった。やけどは全身の70%に及んでいて、意識が時々なくなるような状態だという。「たくさんの人が死んだのか」と泣いていたという。その後、面会謝絶となり、原因究明の聴取はできていない。

   スタジオに6人乗りのゴンドラ部分を持ち込んで、国際気球委員会日本代表の市吉三郎氏が解説をした。まず、着陸前にロープが燃料パイプにひっかかったという話を「ありえない」という。燃料パイプは金属のメッシュが入った頑丈なもので、「人間がぶら下がっても大丈夫」。ロープがからんだくらいでは外れたり破れたりしない。ただ、「ゴムホースなどで代用でもしていれば別ですが」という。

   これについては、朝日新聞が疑問を投げていた。別の気球会社のスタッフがホースのパッキンに当たる部分に問題があるからと部品交換を勧めたが、会社 (スカイクルーズ社)もパイロットも聞き入れなかったというのだ。問題があったのがパイプのジョイント部分だとすると起こりうる話になる。

   市吉氏は気球には消火器もあり、パイロットはボンベの栓を締めることもできたし、気球上部を開いて上昇を止めることもできたはずという。そのどれもせずに脱出してしまったら、乗客はどうしようもない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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