2024年 4月 27日 (土)

福島原発冷却システム停止「昭和の学生下宿のようなお粗末さ」

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   福島第1原発の停電原因は1匹のネズミだったようだ。屋外の仮設配電盤の端子に焼け焦げた跡があり、近くにネズミのような小動物の死骸が落ちていた。ネズミが端子に接触して大きな電流が流れてショートし、停電したのではないかと見られている。

   笠井信輔アナが問題視したのは、原発の心臓部である電源の配電盤が、「ネズミが入り込むと停電を起こす。まるで昭和年代の学生の下宿先」のようなお粗末さだった。

裸の配電盤をビニールで覆ってガムテープで留めただけ

   トラックに積まれた仮設配電盤は1台だけで、事故後の2011年5月から3、4号機の使用済み核燃料プール用冷却装置の電源、さらに共同プール用冷却装置の電源として使用されてきた。仮設配電盤から各冷却装置にケーブルを繋ぎ配電するシステムで、もともと応急用の装置だった。風雨が強まれば裸の配電盤をビニールで覆い、ガムテープで留める状態で使ってきた。

   笠井「われわれ素人目に見ても、この状態で2年間というのはいくらなんでもという感じです」

   サブキャスターの菊川怜「命綱みたいなものですよね」

   本来、別系統の電源である1号機や免震重要棟もこの仮設配電盤とケーブルが繋がっていたため、異常な電流の流れを受けて停電している。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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