猛毒「新型鳥インフルエンザ」日本は大丈夫?渡り鳥が持ち込む心配

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   これまで人への感染例の報告がなかった新タイプの鳥インフルエンザ「H7N9型」が、中国で次々と感染例が報告されている。猛威を振るい始めており、これまで9人が感染し、うち3人が死亡した。日本に入ってくる可能性はあるのか。

弱毒性の「H7N9型」突然変異で猛毒化

   中国・浙江省で3日(2013年4月)、さらに男性2人が感染し1人が死亡した。すでに上海市では27歳と87歳の男性、安徽省で35歳の女性が死亡し、江蘇省でも男女4人が感染し重体となっている。感染経路は特定されておらず、分かっているのは新型鳥インフルエンザ「H7N9型」ウイルスというだけだ。

広がらなければ…

   これまでH7N9型は毒性が弱く人に感染しないとされてきた。それがなぜ人に感染したのか。国立感染症研究所の感染症疫学センター・大石和徳センター長が分析したところ、人に感染しやすい型に変異していることが分かった。「鳥がH7N9型のウイルスを持っていることは知られていたが、何らかの原因でウイルスに突然変異が加わり、病原性がすごく強くなって人にも病気を起こしうるようになったのでしょう」という。

   考えられるのは、鳥から人への直接感染、鳥から豚を経て人へ感染の2つだ。もっとも怖いのは人から人への感染だが、現時点では感染した9人がそれぞれ接触した事実はなく、感染者の周囲の人間で感染した例もない。

   コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)は「いきなり鳥から人間というより、種の近いもののほうが感染しやすいので、鳥から豚、豚から人間のほうが確率が高い」という。

アメリカCDCワクチン開発中手―感染拡大に間に合うか

   日本に入ってくる可能性はあるのか。京都産業大学の鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一教授はこう指摘する。「仮定の話ですが、ちょうど今は冬型の渡り鳥である鴨の仲間が東南アジア、中国、あるいはオーストラリアからシベリアの方へ向かって移動を始めている時期にあたります。この渡り鳥が日本に立ち寄る時にウイルスを持ち込まないだろうか心配しています」

   アメリカの疾病対策センター(CDC)がワクチン開発を始めているが、半年から1年かかるという。司会の加藤浩次は「それまでに広がらなければいいのですが」と心配しながら、上海在住の日本人への感染についても「5万6000人いるようです」と声を落とした。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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