2024年 5月 3日 (金)

北朝鮮ミサイル一番心配な「韓国に失敗落下」ただちに反撃で軍事衝突

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   おかしな話だ。北朝鮮のテレビが「ソウル・南朝鮮の外国企業、外国人は安全のために事前に退避すべきだと告げる」という。北が南を核攻撃するというのか。バカバカしい。「黄金バット」の紙芝居だってもう少しましな筋書きだぜ。

   ところが、日本のテレビにしろ新聞にしろ、このニュースでもちきりだ。いわく「核戦争前夜」「複数のミサイル発射」「それは今日だ」と。まあ、ミサイルはありうるが、いきなり核戦争なんて、誰も信じちゃいないだろう。

   韓国政府は「北の宣伝だ」と冷静である。ソウルの街頭でフランス人の男性が「北朝鮮のトップはおかしい」といっていた。横須賀の年配の女性が「ここに住んでるんだから仕方がない」と、この2つがこの日の最高のコメントだった。

中距離ムスダンこれまでに発射テストなしの「ぶっつけ本番」

   誰も北朝鮮を攻めようなんて思ってもいないのに、いじめられてるとわめき続ける。それをだれも聞いてくれないから、ミサイルを発射するだの、核戦争を口にする、太っちょの北のお兄さんは要するにそういうことだろう。

   射程4000キロといわれるムスダンは、これまで1度も発射されたことがない。まともに飛ぶのかどうか。その方が危ないといえなくもない。たとえミサイルを撃っても、実害がない限り騒がない。無視するのがいちばんだろうに、専門家はそういうわけにはいかない。

   元防衛省研究官の武貞秀士は「同時に複数のミサイルを発射すると、迎撃システムを破り易い」という。受ける方が混乱するから当然だろうが、ということは戦争状態なんか想定していないということではないか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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