「あまちゃん」の舞台・岩手県久慈の被災おばちゃんたち元気だ!手作り手芸で出店

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   「あさイチ」の前に放送されている連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台の岩手県久慈市からの放送だ。いまだにあちこちに震災の跡が残り、「復興は震災前の半分にもいたっていない」と感じる人が56%もいる。塚原泰介アナによると、「アンケートでは『気分が落ち込むか』という質問に対して、震災直後から1年目は27・1%がイエスだったのですが、1年後から今までは32・2%に増えています。『意欲が湧かない』は10ポイントも増えています」という。

   そんななかで、今月2日(2013年4月)に宮古市田老地区の仮設店舗に被災者の女性たちが作った店がオープンした。どんなお店なのか。

「オープンから5日間で私だけで1万5600円売ったよ」

   店長の大棒レオ子さんは生まれて初めて作った名刺をぎこちなく差し出しながら言う。「メンバーの11人は避難所でも手芸をやっていました。小物入れにバッグに帽子を作って。『売ってみませんか』という声で売ってみたら、売れたんです。でも、作るのは好きだけど売り値を決めるのがみんな苦手で。それでもオープンから5日で私の作品だけで1万5600円を売り上げました。嬉しかったです」

   店の名前は「ゆいとり」で、客は被災者なので価格は超安値だ。「お店と作業場が一緒なので、お客さんが聞くんです。『いつできそうかって』。つまり、作っている事が予約になっているんです。被災者同士でお互い様だから」(大棒さん)

   大槌町では高齢者の買い物を引き受ける買い物代行業が注目されている。盛岡のNPO団体の発案に手を挙げたのが、地元で被災した3人の女性だった。現在でも4633人が48か所の仮設住宅に暮らす大槌町には、高齢で日用品の購入もままならない人が大勢いる。彼女たちは代行料100円(1回)で高齢者の手足となるだけでなく、高齢者の不安や孤独の相談相手としても信頼され、地元で定着しつつある。「おじいちゃんやおばあちゃんが私らのお手伝いにありがとうと言ってくれることが、私たちの元気の源なんです」と買い物代行ボランティアの澤山美恵子さんは笑う。

(磯G)

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