乳幼児の死亡原因1位「家庭内事故」目を離した隙に取り返しつかない悲劇

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   0歳から4歳までの子供の死亡原因の1位は家庭内の事故だ。子供は大人が思いもよらない行動をする。今年3月(2013年)、消費者庁は異例の注意喚起を呼び掛けた。「幼児が歯ブラシをくわえたまま転倒してのどを傷つける事故が多発している」ので注意せよというのだ。「アンケートでも6割の人が危ない思いを体験しています。きょうは子供のまさかの事故を防せぐ手立てを考えます」(中谷文彦アナ)

家の中に潜むこんなキケン

   昭島市(東京都)の石橋奈弓さんは3歳の未尋ちゃんと生後5か月の綾乃ちゃんの育児で毎日ヒヤヒヤの連続だと言う。自宅にはどんな危険が潜んでいるのか。子供の事故を2万件以上見ている産業技術総合研究所の西田佳史氏にチェックしてもらった。

(1)窓際の小物は危ない―「直径センチ以下の小物は乳幼児が口に入れます。なかには死亡例もあります。3歳を超すまでは子供の目の届かない所に仕舞っておいてください」

(2)キッチンの登れる台は撤去―洗い場や調理場に手が届かなくても、近くにある踏み台で子供は登る。そこには熱蕩や炊飯器の蒸気もある。

(3)子供の手が届かない30センチ奥へ―熱い料理やお湯は調理場の奥に。

(4)風呂の残し湯に注意―翌日の洗濯のための残し湯は乳幼児の浴槽での溺れ事故を招く。子供が2歳になるまでは残し湯の利用は止めておいた方が良い。

(5)ソファーを窓から離す―壁際に置かれたソファーで跳ねて遊んでいた子供が、窓から落ちたケースがある。窓の開き加減を子供の頭が通らない幅でロックするなどの工夫が必要になる。

(6)階段には上と下に柵―とくに曲がった階段は注意のための色付き滑り止めを張った方が良い

年齢によって違う多い事故

   小児科医の出口貴美子さんによると、「乳幼児の発達の段階に合わせて、どの時期にどんな事故が多いのかのデータも出ています。まずはその例を知ってもらい、理解してもらえれば事故は未然に防げます」という。たとえば、洗剤などの誤飲は0~3歳ごろ、風呂で溺れるは6か月~2歳ごろ、やけどは6か月~3歳ごろ、転落は6か月~3歳ごろが多い。

(磯G)

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