2024年 5月 2日 (木)

なんと愚かしい父親よ!「娘を渡したくない」別居妻を爆殺未遂

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   2歳になる娘の親権をめぐって、別居中の妻を爆発物で殺そうとした夫が7日(2013年5月)、殺人未遂などの容疑で逮捕された。沖縄・浦添市で起きたこの短絡的な事件をコメンテーターのおおたわ史絵(内科医)がこう嘆いた。

「娘からしてみれば、人生とんでもないことをされたという結論しかならない。こうした事件が起きるたびに思うのは、そこまで考えが及ばない人間が増えてきているのかなということです」

「お金は出せないが、これを差し上げます」と手製爆弾

   事件は今年1月7日早朝、妻(27)の実家で起きた。駐車場に止めてあった軽乗用車の車内に置かれた紙袋を妻が見つけ、部屋で開けると中に箱と手紙が入っていた。手紙には「お金は出せないが、これを差し上げます」と書かれており、そのとき箱が爆発して妻は口にヤケドを負い、部屋を出ようとしていた妻の父親は足にケガ、向かいの部屋にいた長男も爆風で頭にケガを負った。3人とも命に別状はなかったものの、この爆発で床や天井に大きな穴が開き、窓ガラスが割れるほどだった。

   警察は爆発物の殺傷能力から殺人未遂容疑で捜査し、夫の真栄城航(まえしろ・わたる)容疑者(27)を殺人未遂、爆発物取締罰則違反の容疑で逮捕した。押収した真栄城のパソコンには爆発物の作り方を調べた記録があり、防犯カメラから花火の火薬や火薬を詰める部品などを購入している様子も確認された。ただ、真栄は犯行を否認しているという。

「お母さんはケガ、父親は犯罪者」子供の心に深い傷

   真栄城は妻と3年前に結婚して2歳の娘がいるが、昨年春ごろから夫婦仲がうまくいかなくなり別居。妻は娘を連れて実家に戻っていた。真栄城は近所の知り合いの女性に、「仕事を変えてでも娘は自分が引き取りたい」と話していたという。

   事件が起きる1週間前の昨年12月末に、妻がインフルエンザにかかり娘を真栄城の家に預けた。その後、妻が娘を引き取りに行くと、真栄城は「もうお前に娘は預けられない。わしが見るから」と引き取りを拒否した。

   おおたわ史絵「ゆがんだ形の子どもへの執着した愛情なんでしょうけど、バカだなあと思うのは、これだけ娘が可愛くて自分の手元でと思うなら、こんなことをしてなに一つ得することはないじゃないですか。お母さんはケガをし、父親は犯罪者になってしまうかもしれない」

   キャスターのテリー伊藤「花火といったって殺傷能力あるわけですよ。そうなると、母親と娘2人とも死ぬわけです。親権ということじゃなくて、2人を殺す意識を持っていた。破滅的ですよ。(自分をのけ者にして)2人が幸せになるんだったら殺すということが、彼の心にあったんだろうね」

   番組の説明によると、娘はまだ真栄城に家にいたはず。真栄城が殺そうとしたのは妻だけのではないのか。テリーの早とちりなのか、違いを見せようと先走ったのか気になる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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