これアートなの?珍妙な「空飛ぶクジラ」豪キャンベラ市100周年キャラが物議

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   公共の場に出現した大胆なアート作品が物議をかもすことはままあることだが、いまオーストラリアで、ある「芸術作品」が論議の的となっているそうだ。全長34メートルの巨大な熱気球で、「Skywhale」(空飛ぶクジラ)と名付けられている。今年(2013年)、オーストラリアの首都キャンベラが誕生して100周年になるのを記念して、キャンベラ在住の芸術家、パトリシア・ピッチニーニさんが制作したものだ。

カメのような顔に5本の乳房

   Skywhale公式サイトの「First flight」(初飛行)という動画で、Skywhaleがオーストラリアの大自然を背景に飛ぶ姿を拝めるが、とにかく「クジラ」と聞いて、万人が想像するモノとは大きく異なった風変わりな生き物であることだけは間違いない。正面から見ると、カメのような顔をしていて、両脇の本来は翼のありそうな部分には、翼の代わりに5本の乳房状のモノが垂れ下がっている。

   ピッチニーニさんは「クジラが海でははなく、空を飛ぶようになっていたら、どんな生き物になっているか」と想像を働かせて、Skywhaleを創造したという。彼女は一見奇異にも映る想像上の生物を生み出すのが作風で、体のパーツの意外な(異種生物間の)組み合わせというのも、手法としてよく採っている。

   そうした過去の作品とくらべると、Skywhaleはむしろ可愛らしい、一般大衆に配慮した部類とも言えそうだが、それでも「不気味」といったネガティブな評価が少なくないという。

   さらには、このSkywhaleは大作だけあって総制作費は約3000万円にも達し、その大部分は公費からの支出のため「税金の無駄遣い」といった批判も上がった。Skywhaleは今後、首都上空を飛び、イベントなどに登場する予定だという。逆風を受けながらの飛行となるのかもしれない。

ボンド柳生

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