2024年 5月 3日 (金)

原発新規制基準「世界最高レベル」の虚構!電力会社まかせの事故対策

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

米国NRCは年間1000回以上の公聴会

   また、この新基準づくりでは、規制委が住民や自治体の声を十分聞かなかったという批判がある。委員会は意見公募はしたが、寄せられた声を生かす方策はまだ決めていないという。アメリカでは常に公聴会が開かれる。全米で年間1000回以上。主催する原子力規制組織(NRC)はすべての意見に耳を傾け、担当者30人が精査し、必要と判断すれば規制に反映させる。重要な改善がなされたり、NRCの規則が変わった例はいくらもある。

   基準が世界最高になるかどうかのカギは、「規制側が電力会社から一目置かれる存在になること」と安部教授はいう。そして安全文化の構築だというのだが、作文ならいくらでもできる。規制側をナメているのがみえみえの電力会社、民の声をどうしていいかわからない規制庁に何かを期待できるか。ケーブルの現場確認以上に難しいのは間違いない。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年6月20日放送「『世界最高』の安全は実現できるのか」)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中