都議選で参院選結果もう見えたか?「自民・公明完勝、民主・維新は消滅危機の惨敗」

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   東京都議選(定数127)が23日(2013年6月)に投開票され、自民党、公明党は候補者全員が当選しする圧勝となった。第1党だった民主党は28議席減らして15議席と、共産党の17議席にも抜かれて第4党に沈み、初めての都議選に挑戦した日本維新の会は34人の候補者を擁立したが、3議席しかなかった議席を2議席に減らす惨敗だった。

野党分裂で与党に漁夫の利

   司会のみのもんたは「なぜ民主、維新の会がこんなていたらくになったんでしょうかねえ」とあえて質問した。共同通信の柿崎明二・編集委員はこう分析した。

負けたねえ
「一つは維新の会の橋下発言もあったでしょうが、野党が分裂選挙をやった。自民党にものすごい勢いがあってというより、野党の調子が悪くて、相対的に自民が勝った。アベノミクスがそのまま評価されたという意味ではないですね」

   たしかに、昨年末の衆院選の延長上で戦った自民党の勢いにのまれ、野党は争点を引き出せなかったことが大きい。

街頭演説苦手と路上でエレクトーン弾いてた関西系候補

   経済評論家の池田健三郎が視点を変えて次のような指摘をしている。「参院選の前哨戦といわれて、東京都政そのものの課題はいろいろあるのに、政策論争が全然出てこなかった。東京にとっての課題って何なのか。全国的に勝った負けたでいうが、日本を代表する地方議会として、しっかりリードしてもらいたいし、その意味の政策論争の方向性がこの選挙を通じて見えたかというと、そうではなかった。投票率が低かったという反省もある」

   それに付け加えれば、ポッと出の候補者の質が余りにひどすぎるという印象もある。筆者の選挙区では、関西方面出身の維新の会の女性候補者が、街頭演説のかわりに路上でエレクトーンを弾いている光景を目にした。こうした候補者をかき集めて、はたしてどれだけ東京都の課題について政策論争ができるのか。

   今週末に国会が閉幕すれば、事実上の参院選突入だ。都議選は参院選に影響するのか。柿崎は「自民党にとって、野党はほとんど敵ではなくなってきた。敵は円高、株安、国債の金利を元に戻せるかにかかっている」という。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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