アシアナ機パイロット「実名」特ダネのはずが…地方テレビ局いたずら見ぬ受けず大誤報

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「いま、パイロットの名前が入ってきました」

   米国サンフランシスコ地域のローカルテレビ局KTVUのキャスターが、アシアナ航空214便のサンフランシスコ空港着陸事故を伝えるニュースのなかで、パイロットの「実名」を特ダネとして放送した。ところが、この名前が思わぬ大騒動を引き起こし、この放送の模様は動画サイトのYouTube(ユーチューブ)で約1000万回も再生されることとなった。

韓国人差別と航空会社は法的措置検討

   問題の放送では、機長の名前が「Sum Ting Wong(サム・ティン・ウォン)」とされ、ほかに「Wi Tu Lo(ウィ・トゥ・ロー)」「Ho Lee Fuk(ホー・リー・フック)」「Bang Ding Ow(バン・ディン・アウ)」の3人のパイロットがいたことになっていた。しかしこれらの名前は、それぞれ「何かがおかしい」「(高度が)低すぎる」「くそ、なんてこった」「バン、ドン、うわ」という意味の英語をアジアなまり風に発音した上で、アジア人名らしく綴った、まったくのデタラメだったのである。当然のことながら、人種差別的である、事故を揶揄しているといった批判が沸き起こった。

   それにしても、いったいなぜこんな「特ダネ」が放送されてしまったのか。事故を調査する米国国家運輸安全委員会(NTSB)の声明によれば、NTSBがテレビ局から問い合わせを受けた際に、電話に出たインターン学生が「職分を超えて対応した」ことが原因だという。声明は明言こそしていないものの、どうやらこの学生が「いたずら」でやったと示唆しているようだ。このインターンはクビになったが、事はまだおさまらず、アシアナ航空はNTSBとテレビ局に対して法的措置を検討しているそうだ。

   動画のコメント欄では、「放送されたことが信じられない」など、インターンのいたずらに引っかかったテレビを批判する意見や、「レベルの高い釣りだ。笑える」などと評価するコメントが支持を集めていた。

ボンド柳生

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