2024年 4月 29日 (月)

安倍首相『本性』いつ現す!? 参院選大勝で頭もたげる「幕末の志士気取り」

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アントニオ猪木議員「総額2億円の歳費」「愛人同伴の選挙戦」それで当選させた有権者

   安倍首相関連はこれくらいにして、参院選のこぼれ話を拾ってみよう。週刊新潮は、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が9月29日に投開票される堺市長選で負けるようなことがあれば、次はないと報じている。この選挙では橋下市長の政策の中核である「大阪都構想」が争点になるからだ。だが、現職の竹山修身市長は「大阪都構想」に反対の立場をとっているため、引きずり下ろさなければならないのだが、この時点で候補者さえ決まっていない「異常事態」なのだそうである。

   東国原英夫氏の擁立も検討されているというが、敗色濃厚のようだ。もう一人の共同代表・石原慎太郎氏がトボトボと東京・広尾の路上を歩いている写真が週刊新潮に載っている。選挙戦のラスト3日間、1度も街頭に出なかった石原だが、広尾の病院で診察を受けていたという。この姿から見ても、代表の座を退くのは時間の問題だろう。

   その維新から立候補し、当選を果たした『燃える闘魂』アントニオ猪木氏が24年ぶりに永田町に戻ってくる。70という年齢、政策らしきものが何もないこのタレントに、年間2400万円と1000万円を超える文書通信交通滞在費が支給され、6年間で収入は総額2億円を超えると週刊新潮は書き、「それも国民の度量か」と嘆息している。同感ですな。

   週刊文春は猪木氏の妻子はアメリカにいて、選挙期間中は「愛人」同伴だったと報じている。この人、いまもスキャンダルの宝庫である。

   週刊文春でブラック企業と批判キャンペーンされたワタミ前会長の渡辺美樹氏は、自民党の全国比例18議席のうちの16番目で何とか当選を果たした。その渡辺、よほど週刊文春が憎いのか、選挙中にフェイスブックにこう書き込んだと週刊文春が報じている。

<「ワタミの桑原豊社長が応援に来てくれました。『週刊文春なめんなよ!!』ダメだって桑原さん、Facebookでそんなこと言っちゃ…(笑)」>

   ところが、この文章は30分も経たずに削除されたそうだ。週刊文春対渡辺のバトル第2ラウンドは永田町に移ったが、先が楽しみである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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