2024年 4月 27日 (土)

米軍ヘリ墜落「沖縄では毎年米軍機が落ちる。東京近郊だったら大騒ぎになるのに…」

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   きのう(2013年8月5日)、沖縄県宜野座村の米軍基地キャンプ・ハンセンの山中に米軍ヘリコプターが墜落、炎上した。1972年の本土復帰以来、米軍機の墜落事故はこれで45件、ヘリの事故は17件に上る。折しも、新型輸送機オスプレイの追加配備を進めている最中の事故だった。米海兵隊は影響を考慮して、岩国基地に陸揚げしているオスプレイの普天間飛行場への配備を遅らせると発表した。司会のみのもんたは今度の事故は日本人全体に突き付けた問題と捉え、このように問いかけた。

   「45件目の事故、毎年のように起きているということですね。オスプレイ、どうするんでしょう。東京近郊に配備されたら大騒ぎになる。では、沖縄ならいいのか。沖縄以外の日本に住んでいる人はどう考えますか」

住宅地まで2キロ、役場まで3.8キロ、周りには小学校や中学校

   ヘリの乗員4人のうち3人は脱出、1人は病院に搬送された。現場は住宅地まで2キロ、宜野座村役場まで3.8キロ、周りには小学校や中学校もある。皮肉なことに、事故が発生したのは沖縄県と基地を抱える市町村長がオスプレイの配備について話し合っている時だった。会議に出席していた宜野座村の当真淳村長は「沖縄のこれが現実。いつ民間地域で起きるかわからない。オスプレイに対する県民の不安はさらに高まった」と語る。

   コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)は「これからもあり得る話です。キャンプ・ハンセンという基地内でしたが、住宅地と結構近い。沖縄県の人にとっては許されざる事故です」

   三屋裕子(スポーツ・プロデューサー)は「こういうところで訓練しているということをどう考えるのか。アメリカ本土の人もこの現実をもっと知るべきです。アメリカにもちゃんと伝えてほしい」

   潟永秀一郎(『サンデー毎日』編集長)「改めて日本の中に外国があることが見えてきました。しかし、日米地位協定改定はなかなか進まない。沖縄の人たちはこれでもう辺野古(移設)はノーですよね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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