アザラシ持ってかれちゃったあ!小田原「オダちゃん」、1か月前は沼津で「ヘダちゃん」

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   「2013年夏、相模湾に地元アイドルが誕生しました」と司会のみのもんた。みのは相模湾を望む鎌倉の豪邸に住んでいる。「先月(2013年7月)は小田原市、きのう(2013年8月19日)は二宮町。その正体はゴマフアラザシ」。神奈川県小田原市で一躍人気者になり「オダちゃん」と名まえまでつけられたが、実は7月上旬に伊豆半島の向こう側、距離にして190キロ離れた静岡県沼津市戸田(へだ)でも目撃されていたのだ。そこでは「ヘダちゃん」と呼ばれるところだった。

伊豆半島をぐるりと回って相模湾に移動

   「オダちゃん」は1歳前後のゴマフアザラシで、普段はオホーツク海や北海道沿岸に生息している。小田原は本来の生息域から1300キロも離れているが、新江ノ島水族館の海獣類担当者は「単独でおのおの好きに回遊する生き物なので、餌があるところを探していたら、いつのまにかここにきてしまったということでしょう」とみている。

地元アイドル

   これまでも東京近辺にやってきたアザラシはいる。2002年に多摩川にきた「タマちゃん」、2011年に荒川に出没した「アラちゃん」。いずれも地元のアイドルとして親しまれた。「オダちゃん」にもまちの活性化の期待がかかる。かまぼこが名産の小田原では切っても切ってもアザラシの顔が出てくるかまぼこがすでにあり、これを機に人気に拍車がかかることを期待している。

   一方、直線距離にすれば50キロほどの沼津市。沼津市商工会戸田支所の加藤直人さんは7月8日、海辺で清掃作業中にアザラシに出合った。「まさか、こういうところに出るとは思わなかった」というが、砂浜で水遊びしているところや海から顔を出しているところをちゃんと写真に収めた。だが、アザラシがいたのはわずか3時間で、その後は姿を見せていないそうだ。

   「オダちゃん」と「ヘダちゃん」の写真を見比べた新江ノ島水族館の海獣類担当者は、身体のゴマ模様や顔付きから同一個体とみる。沼津に現れたアザラシが伊豆半島を回り、小田原に姿を見せたというわけだ。

きのうは二宮・梅沢海岸に出没し「ウメちゃん」

   「ヘダちゃん」と名付けようと考えていた加藤さんは、「持ってかれちゃったな、というのが正直なところ。正直、悔しいですね。ヘダちゃんはんぺんとか、ヘダちゃんコロッケなんて期待していたんですが」。最後に、これがテレビだが、海に向かって「ヘダちゃ―ん、戻ってこーい」

   その「ヘダちゃん」ならぬ「オダちゃん」、けさ7時すぎ(2013年8月20日)、桜島噴火の取材から神奈川県二宮町の梅沢海岸に駆け付けた取材キャアスター奥平邦彦の目の前に現れた。「とても可愛いです。ここでは梅沢海岸なのでウメちゃんと呼んでいる人が多かったです」

   まあ、罪のない話だ。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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