2024年 5月 17日 (金)

「全柔連」新体制になってもネックは講道館…古い顔ぶれゾロゾロ居座り

旧役員が暗躍する心配…「上村春樹院政」防げるか

   バルセロナ五輪銀メダリストの溝口紀子氏は新体制への期待度はズバリ「50%」という。「宗岡会長は、企業経営的手腕でこの組織をどれだけ再建できるか、腕のみせどころでしょう。期待したいです。(改革には)山下副会長の清潔感が必要ですし、自らが変わったというところを見せてほしい。山口監事は改革の先頭に立ってきた人で、この方が入っただけでも1つ目の改革かなと思う」

   その一方で、全柔連だけの改革では柔道界の改革にはならないという。「私の考える改革は、ひとつは全柔連、もうひとつは講道館です。セットで改革しないと歯車が回らない。講道館の役員というのは、ほとんど全柔連の旧役員がそのまま残っていて、同じことをするんじゃないかと猜疑心が生まれますよね。全柔連だけで変えようとしても柔道界は変わらないんです」

   宗岡新会長はかつて東大柔道部主将で、寝技もよく研究していたそうだ。柔道界刷新のメダルを期待したいところだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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