2024年 4月 26日 (金)

「ゲリラ竜巻」突然発生して時速40キロで駆け抜け!事前に予測不能

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   2日午後2時過ぎ(2013年9月)、発達した竜巻が埼玉県越谷市で発生し住宅街を襲った。一夜明けた3日朝、竜巻が通った爪痕を上空から見てみると、吹き飛ばされた屋根に敷かれたブルーシートがあちらこちらに見える。そのブルーシートの屋根や緑の田んぼに白っぽく浮かび上がっている線が竜巻の通過した跡だという。

   警察の調べでは、越谷市ではこの竜巻で66人が重軽傷を負い、住宅7棟が全壊、103棟が半壊の被害を受けた。

精度低い竜巻注意報がせいぜい

   竜巻被害の現地を訪れた防災科学技術研究所の鈴木真一主任研究員は、ゲリラ豪雨と同様、ある地点で忽然とゲリラ竜巻が発生し、その移動速度は積乱雲と同じ、「おそらく時速40キロほどで動いた」という。舘野晴彦(月刊『ゲーテ』編集長)が「被災地の人たちは、まさか自分のところで竜巻が発生するとは思っていなかったでしょう。残念ながら竜巻注意報の精度はあまり高くない気がしますが、もう少し正確に予測はできないものなのですか」と聞く。

   鈴木研究員「残念ながらそこまでは…。ただ、気象庁の天気予報でも前日から突風・竜巻に注意するように予報は出しているので、そういうときは注意をしてもらうしかいまのところはありません」

異常気象との関係はあるのか

   しかし、あの注意報を聞いてとくに備えるという人はほとんどいないだろう。宮田佳代子(元ニュースキャスター)が「関東地方はもともと西側に山がある平野で、わりと竜巻が起きやすい環境にあると昔から言われています。そこに異常気象が加わって、何かが変わって、竜巻が増えているのでしょうか」と聞く。

   鈴木研究員「竜巻が増えているという話を私は聞いたことがないんですが…」

   たしかに、数字としては増えていないのだろう。まあ、その辺はアバウトな宮田の思い込みだ。

   結局、竜巻から身を守るには自分しかない。外出していたら頑丈なビルの中へ、自宅の木造家屋にいたら壁に囲まれた風呂場などへ駆け込むのが身を守る方法のようだ。

文   モンブラン
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