ドラマの主人公と自分の年齢重ねて見てると…少しは結婚焦ったほうがいいのかなあ

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   来た、ついに来た。いや、焦ってきたのか。母親からLINEで所信表明が送られてきた。「お母さんの大学の同窓生用結婚相談所に登録するから、写真5枚用意すること」

   7年後、孫と一緒に五輪を楽しめないなんて、そりゃないわ…。でも今のままだったら娘は確実にそうなる。よし、今しかない!とでも算段したんだろう。なんとして娘を結婚させなくてはと焦っているのだ。

   母親の大学はお嬢様学校として知られている関西の某女子大。お嬢様といっても、小学校からエスカレーターで来ている人だけが該当するみたいだけれど、今でも仲がよくOGたちによるサークル活動は盛んだ。その母校にある結婚相談所はOGの娘、息子のためのもので、ちゃ~んと入会費はとられ、金額もなかなかどうして安くない。

   同窓生の紹介の嫁、婿なら、母親たちは安心で信頼できる。母親が登録するのだから、おそらく娘ばかりで息子は圧倒的に少ないだろうけれど、一縷の望みをかけて私の母はカケに出たいらしい。

現在34歳―主人公の子供はもうじき小学生

   妹にはこれまでお見合いの話が何度となく持ち込まれてくる。結局はどれも進展しなかったけれど、私には見合いの話すら持ち込まれない。この仕事を初対面で理解してもらうのは難しそうだし、大酒飲みで喫煙者だし、だいいち本人は仕事しているほうが楽しそうだし―そんな風に思われているのだろう。とにかく私のところには話はない。

   別にひがんでいるのではないけれど、妹の方には来て私には来ないことが少し気になる。妹に見合い話が初めてきたころの年齢を思い出してみる。あれはたしか24歳ぐらいだったか。その時に結婚して数年後に子供でも生まれていたら、ママのフェスとかイベントに出かけていくんだろうな。そう思うと映画やドラマに登場する母親と子供の年齢を見て、結婚した年齢はいつか、出産した年齢はいくつだったかを無意識に計算している自分がいる。

   役の年齢が明らかでないときは、ファッションや会話から考えたり、俳優のキャスティング理由から考えて、ぼんやりと年齢を導き出している。41歳で長女13歳の中学1年生はアイドルになることを夢見ているなんて設定だとしたら、ゾッとする。まず、出産は28歳だから、結婚したのはそれよりも1、2年前のことだとすると、26か27歳である。主人公の年齢と自分の遠い記憶を合わせて見る。当時は遊び呆けていて結婚なんて気分じゃなかった。現在の私の年齢34歳の時に、主人公にはもうじき小学生だからランドセルでもかわなくちゃねという長女がいる。そう思うと、今の自分の人生の選択は私には合っているような気がする。

やっぱり今しかできない仕事だからこそ楽しい

   この歳でまだまだ他人の面倒までみることはできないし、もっともっと遊んでいたい。若い頃はその時しかできない遊びや恋を楽しみたい。いくら高齢出産が危険で、その後の育児に体力が追いつかず辛いと言われても、それでもいい。子供がいたら、それはまた楽しいことが多いけれど、体力があり余っている時期に身体がこわれそうになるまで働くのも、それはそれで今しかできない。でもそれができるのも40歳までかなとも思う。

   41歳になるまであと7年。幼稚園年長さんが中学1年生になるまでの時間であり、オリンピックが開催されるまでの時間だ。たしかに、私の母親が焦るのもわかる気がした。

モジョっこ

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