2024年 5月 7日 (火)

「女子高生殺害」加害者に接触しなかった警察の安易!留守電でかえって逆上

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元警視庁警視「プロ意識の欠如。自宅まで行って話を聞くのが一般的」

   こうした事件のたびにいわれることだが、警察の対応は果して適切だったのか。ストーカー被害者を14年にわたって支援してきたNPO法人ヒューマニティ理事長の小早川明子氏は、「最も楽観的な方法で対応したんだなと感じます。殺すぞというメールが送られてきて、待ち伏せもあったのに、加害者に会うこともせず、加害者の情報もさして取ることもなく、電話だけで終わっているのはすごく安易だと思います。被害者を安全なところに隠しておいて、きちんと加害者と会うべきでした」と指摘する

   元警視庁警視の江藤史朗氏は「プロ意識の欠如が一番大きい。相談を受けた杉並警察署が三鷹署に連絡して、三鷹署の担当者は自宅まで行って話を聞くのが一般的です。加害者のことが分からない段階で警察から電話すれば、加害者が逆上する可能性は高いと思います」

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「ストーカーの果てに殺人というケースは何度も繰り返されています。ストーカー被害は命にかかわることだということを認識すべきです」

   司会の羽鳥慎一「警察にちゃんと対応してもらうには、どのように訴えればいいのでしょうか」

   小早川は「被害者は初めてのことなので、自分がどれくらい危険か分かっていません。警察もまだ慣れていないので期待し過ぎない方がいいでしょう。重要なのは熱情です。どうしても守ってやるんだという気持ちがあれば、被害者の自宅に行って張り込むこともできたはずです。1人ひとりの警官が胸に刻んでほしいです」と語る。そして、自分の身を守るためには、親戚の家やホテルに身を隠すことも重要だという。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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