高島屋のブランド店「フォション」もやってた!車エビじゃなかった「おせち」のテリーヌ

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   食品原材料をめぐる偽装が次々と露見している。今度は老舗百貨店の高島屋で、直営の総菜店などのメニューや表示と商品が違うことが明らかになった。高級品だと偽ったことも、いい訳が「意図的でなく誤表示」だというのまで、これまでのケースと同じだ。高島屋幹部は日本橋、新宿など5つの店舗のレストランと2店舗の食品売り場の表示が違っていたという。その数62品目、売り上げは3億円になるという。

法律は「性善説」ちゃんとやってるだろうと甘いチェック

   いちいち書くのもバカバカしいが、横浜店のレストラン「ニホンの食卓つくみ」では「霜降り牛ステーキ」「稲庭うどん」など17品目。稲庭乾麺だとゆでるのに時間がかかるので、秋田県外の冷凍うどんを使っていた。カニクリームコロッケは「鳥取県産紅ズワイガニ」が「アラスカ産」だった。食品売り場の「フォション」はパリに本店があるという高級品が「売り」の総菜店だが、「車エビのテリーヌ」が実際は「ブラックタイガー」だった。これは10~12年のおせちにも入っていたという。「やっぱり『フォション』はうまい」と言った人がどれほどいたか。

業界の体質

   これらのいい訳は「当初はメニュー通りだったが、途中で食材を変えたときに、メニューをそのままにした」というものだが、メニューをそのままにしたのを「恣意」ではないという神経には恐れ入る。「認識が甘かった。反省すべき」といいながら、反省しているようには見えない。「じゃあ、なぜ変えなかったのかといわれると、その通りでして…」と口ごもる。

   消費者問題研究所の垣田達哉代表は「老舗百貨店がやっていると、それ以外のところもやっていると想像できる。どこまで広がってもおかしくない」という。当然だろう。そこで「朝ズバッ!」が他の百貨店8店に問い合わせていたところ、出るわ出るわ…。「フォションのおせち」が大丸松坂屋、京王百貨店でも売られていた。「ステーキ」が牛脂注入だったと京都タワーホテルなど5つのホテルや東急ホテル、JR九州ホテルなど、東京、大阪、富山、宮崎、屋久島までぞろぞろと出てきた。

   垣田「ちゃんとやってるだろうと、法律も甘いしチェックもしてなかった。見つかったらごめんなさいで済めば、やる人は出てくる」

   整理した表を見せられてあらためて驚く。阪急阪神ホテルズからはじまって名古屋観光ホテル、帝国ホテル、札幌グランドホテルなどホテルが79、百貨店が9店舗。これがきのう5日(2013年11月)現在だ。

偽装表示Gメン「ブラックタイガーでも調理されたらわかりませんね」

   司会の井上貴博アナ「業界の体質なんでしょうか」

   元農水省の偽装表示Gメンだった「食の安心・安全財団」の中村啓一事務局長は、「この際、総点検しようということだろうが、これはダメだろうというの と、そうでないものがごっちゃになっている」という。スタジオに「車エビ」と「ブラックタイガー」を並べた。ナマではなんとかわかるが、ゆでたらほとんどわからない。食べてもわからない。「味付けされたらわからない」と中村氏。そこで、アウトかセーフかを聞く。

   ブラックタイガーを車エビと表示するのはアウト。紙容器入り100%ジュースをフレッシュというのもアウトだ。ただ、自家製を冷凍保存したものになると微妙だという。冷凍マグロを鮮魚と表示しても、冷凍は鮮度を保つためなのでセーフ。長野県産そば粉でないのに信州産と称しても、加工食品の「××産」は製造した場所をいうのでセーフだ。でも、納得できるかな?

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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