京都・伏見稲荷大社で放火?犯人は悪戯カラス!火の付いたロウソク持ち去り

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   カラスが利口なのは知っていたが、それゆえに、人が予想もしないようなイタズラをする。おととい15日(2013年12月)の午後、商売繁盛の神様として知られる京都の伏見稲荷大社の参道脇の木から煙が上がっていると119番通報があった。消防が出動すると、樹齢約100年の大木が燃えていたが、火の手が上がっていたのは根元から2メートルほどの一部だけで、ボヤですんだ。

   いったい、何者が何のためにと騒ぎになったが、実はカラスの仕業とみられている。

油脂分あって大好物!炎まったく怖がらず溶けたロウぺろぺろ

   火事の直前、参拝客から「火のついたロウソクをカラスがくわえて飛んでいった」という目撃情報が寄せられた。参道の周囲にある灯篭にともされているロウソクを持ち去ったらしいのだ。なぜ、カラスがロウソクを―。専門家に聞くと、ロウソクはカラスの好物だという。

ロウソク食べるの!

   慶応大学の樋口広芳特任教授はこう説明する。「カラスはロウソクが大好きなんですよ。ロウソクに含まれている油脂分が好きなんですね。ベーコン、焼きそば、マヨネーズ、肉片とかも好きなんですが、ロウソクも好きなんです」

   おいしい食べ物としてロウソクを持ち去っていったのだ。

   火を怖がることはないのか。「まったく怖がらないです。信じ難いことですが、場合によると、ロウソクに火がついて根元が溶けて熱い状態になっているのをなめるんです。熱さも炎もものともしません」と樋口さんはいう。

好みは和ろうそく「洋ロウソクよりこっちが美味しい」

   キャスター小倉智昭が改めて聞く。「カラスって、ロウソク食べるの?」

   現地取材したアナウンサーの渡辺和洋「僕も今回取材して初めて知ったのですが、神社では以前からカラスが原因と思われる火事が頻発しているので、ロウソクの火は消すようにと注意書きを出していました」

   ただ、カラスはその場では食べない。エサを貯め込む習性があり、落葉の中などにも隠す。だから、火がついていれば火災になる恐れがある。しかも、カラスにとっては単なるエサではなく、嗜好品のようだという。ロウソクには細めの洋ロウソクと太めの和ロウソクがあるが、カラスが狙うのはもっぱら和ロウソク。洋ロウソクは石油からできているが、和ロウソクは植物性の油脂分が含まれているからだ。

   渡辺はカラスがロウソクを持って行く瞬間を撮ろうと粘ったそうだが、人の気配があると決してそんなことはしないという。まあ、当たり前のことだが―。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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