2024年 4月 27日 (土)

細川・小泉連合「出馬」なら面白くなる都知事選!「原発・安倍政治」イエスかノーか

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小泉元首相「あなたが出るならオレは応援する」

「小泉(純一郎元総理=筆者注)さんが細川護煕・元首相と食事した際、原発ゼロを求める国民の声に謙虚に耳を傾けようとしない自民党の姿勢を強く批判し、2人は意見が一致。その後、小泉さんは細川さんに『あなたが出るならオレは応援する』と都知事選への出馬を促したという話が伝わっている」

   これは『週刊ポスト』1月4日発売号の中の官邸の情報筋の談話である。

   細川氏は昨年10月(2013年)に小泉氏と会談した後、脱原発を主張し「幕末も薩長土肥が攘夷で一致した」(朝日新聞のインタビュー)と国民運動の必要性を唱えるようになったという。これを読んだときには正直、ほとんど可能性はないだろうが、出てくればおもしろいなという感想だった。だが、1月9日付の朝日新聞朝刊1面で細川出馬可能性ありとこう報じたのである。

<細川氏は政治の世界から引退して約15年。再び表舞台へ駆り立てている要因は、原発やエネルギー問題への危機感だ。
   細川氏が立ち上げた日本新党の関係者によると、細川氏は1月上旬、『安倍政権のエネルギー政策は国を過(あやま)つかもしれない。都知事選で有権者に脱原発を訴えることは重要だ。勝ち負けじゃない』と語ったという。
   すでに立候補した場合の準備も進めており、この関係者は『本人の判断次第でいかようにも対応出来るよう、全部準備はしている』と話す>

   いまの時点(1月9日)で都知事選に出馬しそうなのは東国原英夫元宮崎県知事、自民党と公明が仕方なく推薦しそうな舛添要一元厚労大臣、共産党と社民党が推す宇都宮健児日弁連前会長、そしてただ参加するだけの田母神俊雄元航空幕僚長などだ。ここへ脱原発を掲げて細川・小泉連合ができれば、首長選ではなく、原発イエスかノーかの国政選挙になり、結果次第では安倍政権に与える衝撃は計り知れない。週刊ポストはこう書く。

<都知事選1300万都民に『原発推進か、原発ゼロか』を問いかける前代未聞の住民投票となり、原発推進の安倍政権に匕首をつきつけることになる。安倍官邸が小泉氏の動向に神経を尖らせて情報収集していること自体、都知事選介入を恐れていることを物語っている>

経産省の「原発国費処理」に反発する財務省ひそかにバックアップ

   また、週刊ポストは官邸が警戒する理由は他にもあるという。<安倍政権が原発推進に突き進んでいるのは、今井尚哉・総理首席秘書官(元資源エネルギー庁次長)をはじめとする経産省の原発マフィア官僚が官邸中枢を押さえていることが大きい。それに対して、小泉氏の脱原発運動は、背後で財務省が支援してると見られているからだ。

   『経産省は福島原発の事故処理に国費を投入し、そのうえで他の原発を再稼働させようとしている。そうなると、将来、廃炉費用や核廃棄物の処理費用はすべて国の負担になる可能性が強い。財務省は、原発推進と原発ゼロにするケースとで、最終的な国の負担はどちらが少ないかを研究するチームを発足させ、試算を行っているが、結果は明らかだろう。だから小泉さんをひそかにバックアップしている。財務省がバックにいるとなれば、財界からも小泉さんに同調して原発ゼロの意見が出てくる可能性が高い。官邸はそれを心配している』(自民党幹部)>

   週刊ポストはさらに今年は1月19日投開票の沖縄名護市長選、2月9日に東京都知事選と続き、4月27日には徳洲会事件で失職が確実とみられている徳田毅代議士(自民党離党)の衆議院鹿児島2区補欠選挙が行われる。この選挙は4月1日から消費税が8パーセントに引き上げられた直後のため、その影響が直撃するといわれているから、自民党は苦戦必至である。

   6月には日本経団連総会で財界トップが交代するが、そこで脱原発派の会長が選ばれる可能性もあると週刊ポストは書いている。猪瀬直樹前都知事とタッグを組んで東京五輪招致に成功した安倍首相だが、猪瀬氏はスキャンダルでその座を追われた。脱原発派が都知事になれば、東京が安倍政権を崩壊させる引き金になりそうである。

大沢樹生・喜多嶋舞「泥沼実子騒動」大人の解決できないのか!子供は深く傷ついている

   前回、元光GENJIのリーダーとして一世を風靡した俳優・歌手の大沢樹生(44)が、喜多嶋舞(41)との息子(16)のDNA鑑定をし、「父子確率は0%」だという結果が出たという週刊誌の報道を紹介した。『週刊新潮』はその息子の父親は俳優の奥田瑛二か石田純一ではないかと報じた。この騒動は年が改まってますます泥沼化してきているようだ。

   喜多嶋サイドも反撃に出た。1月6日発売の『女性自身』で、息子の文也くん(仮名)が喜多嶋の父・修氏とともに取材に応じて、「DNA鑑定の本当の結果を僕は見た。99.9%、僕はパパの子供です」と、都内の自宅で大沢の留守中に見た鑑定結果はDNAが一致していたと証言したのだ。

   『週刊文春』は「大沢樹生vs.喜多嶋舞『毒親対決』悪いのはどっちだ?」で、この息子の証言に疑問を投げかける。<「家裁にも提出されている鑑定証を証言で否定するという内容だけに、説得力に欠けますね」(芸能記者)>

   週刊文春は2012年10月4日号で、文也くんが大沢や喜多嶋から受けた凄まじい虐待の実態を伝えている。当時、文也くんは幼少期に受けた喜多嶋による肉体的、精神的な虐待の数々や、小学校高学年から始まった大沢による壮絶な暴力を赤裸々に語っている。

   今回、週刊文春の取材に対して文也くんはこう答えている。<「取材を受けたのは、おじいちゃんに言われたからです。記者の人には鑑定結果の書類を見たことを伝えましたが、僕は英語が出来ないので、理解出来たのはローマ字で書かれたパパと僕の名前、それから99.9%という数字だけです。でも、僕にはそれで親子だと信じるのに十分だったんです」>

   さらに文也くんは溜息混じりにこう続ける。<「二人とも好きにすればって感じです。僕からすればくだらないことです。なんでこんなことで大騒ぎするのか。僕の実の父だって言われる人の名前も出ているみたいだけど、馬鹿馬鹿しいよ。奥田さんだって急にそんなこといわてもね…… 。

   僕は今でもパパの子だと信じています。顔つきとか仕草とか似てるんですよ」>

   この不毛な騒動の一番の被害者は子供である。早く大人の解決をしなければいけない。それには大沢と喜多嶋が話し合うしかないはずだが。

「餃子の王将」社長殺害―中国人ヒットマン300万円で請け負い

   さて、これも年末に起きた「餃子の王将」の大東隆行社長射殺事件だが、いまだ解決の糸口は見つかっていないようである。そこで、『アサヒ芸能』は「王将社長を始末した殺し屋の正体」はこうだと、ヤクザたちに真相を推測させている。ベテラン組長はこう語る。

<「中国人のヒットマンや。向こうのDというマフィア組織の親玉に手付金として150万円も渡したら派遣してくれる。ヒットマンを入国させるのはそう難しいことやない。道具(拳銃)を入れるのは簡単やないが、それはこっちで用意したヤクザ者がおるやろうな。現場の下見や逃走の手引きも日本人の協力者がいなければ不可能だが、仕事が終わったらヒットマンは帰国してしまうし、犯行が露見しにくい。あとは成功報酬で150万円ぐらい払えば、合計300万円で一丁あがりやな」>

   さらに老舗組織幹部も中国人ヒットマン説を後押ししている。<「中国人は小型で重心が小さいトカレフ(30口径)を使い慣れている。中国ではトカレフのコピーを作ってるしな。犯行に使われた25口径はトカレフに近い。試射の必要もなく、そのまま現場に向かえばいい」>

   京都府警では大東氏の財布や車内にあった大金に手がつけられていないことから、射殺事件の背景には怨恨があるとみているという。事実、捜査関係者も現役ヤクザの読み通りに考えているというのである。<「実行犯は中国人だと見て捜査している。ただ、すでに中国に戻り、日本にはいないだろう」>

   王将には中国がらみのトラブルも浮上しているという。<「王将は05年に中国の大連に進出した。これは大東氏の社長就任から5年後、社の業績がV字回復してからのことだ。現在も4店舗を展開しているが、その1号店をオープンさせる際に、不動産取得を巡って現地のマフィアと一悶着があったとの情報がある。しかも、その仲裁を日本のヤクザに依頼し、謝礼の支払いを巡って最近までモメていたとも」(捜査関係者)>

   その意趣返しに中国マフィアを使ったと推測しているようだ。もしそうだとすると、事件は1~2か月以内に解決しない、長期化すると社会部記者が話している。<「世田谷一家殺人事件のように、半ば迷宮入りする可能性は十分にあります。何しろ、ヒットマンはすでに国外に脱出したことが濃厚なわけですから」>

   真偽のほどは定かではないが、この事件の裏にはまだまだ多くの謎があることは間違いないようだ。

エクアドル「新婚夫婦殺傷強盗」直前にホテル手配のタクシーとトラブル

   年末12月28日に起きたエクアドル最大の都市グアヤキル市の日本人新婚夫婦襲撃事件は、大きな衝撃を与えた。グアヤキル市は世界自然遺産のガラパゴス諸島へ向かうための中継地点としても知られている。『週刊新潮』で外信部記者がこう解説している。

<「エクアドルの通貨は米ドルなのですが、そのホテルは1泊150ドルから200ドル。平均年収4000ドル程度のエクアドルでは高級ホテルです。事件のあった夜、2人はそのホテルが手配したタクシーの運転手と料金のことで揉め、結局、路上で流しのタクシーを拾って、別のホテルのレストランに出掛けました。帰りも流しのタクシーを拾って、ホテルに戻る途中、犯行グループに襲撃されたのです」>

   夫の人見哲生さん(30)は3発の銃弾を胸などに浴びて即死、妻の真梨子さん(27)も腹部と右足を撃たれ重体である。

   グアヤキル市はエクアドルの中でも凶悪犯罪の発生率が高く、日本の外務省は渡航注意の危険情報を出していた。とりわけ、夫妻を襲った犯行は「特急誘拐」と呼ばれ、昨年1年間だけで177件も起きているというのである。現地駐在員の話では、<「『特急誘拐』で、重要な役割を担うのは、流しのタクシー運転手です。カモになりそうな乗客を乗せると携帯電話で連絡を取り、待ち合わせ場所で銃を持った仲間が乗り込んでくる。そして、乗客の金品を奪い取り、なおかつ、ATMまで連れて行ってクレジットカードで現金を引き出させるというもの」>

   だが、抵抗しなければ身体に危害を加えることはないという。

   ホテルに並ぶタクシーはホテル関連会社の運営で、運転手の名前などもホテルに登録されているから安全だが、流しは個人営業みたいなもので、これまでも乗客が犯罪に巻き込まれるケースがたびたび発生し、現地の外国人は警戒して利用しないという。

   人見さんの遺体には争った跡があったと報じられている。妻を護ろうとして揉めたのだろうか。私もよく外国に行くが、これからはタクシーに乗るときは細心の注意が必要なこと、心しておきたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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